カセットテープにハマっている話

最近カセットテープにハマっている。
サブスクが音楽視聴の主流となり、シーンもそれに合わせて移り変わっているこの時代、レコードやカセットテープは近年その価値を見直されている。大瀧詠一のロングバケーション40周年記念をついレコードで買ってしまったが、再生機器を持たないまま、今まで来てしまった。


テープは巻き戻したり早送りを多くするとテープが伸びて音質が劣化したり聴けなくなる。たまにメンテナンスもしなきゃいけないし。そのめんどくささが愛着になっていく。し、早送り巻き戻しにハードルがあるから一曲をちゃんと聴く時間が生まれる。

デジタルとアナログの音の違いを手軽に楽しめるのがカセットテープだと思う。カセットテープはレコードよりも再生機器が安く、しかもアナログ特有の温かみのある音を楽しめる。安いポータブルカセットプレイヤーからチープなノイズ混じりの音が出ているのはそのノイズすら愛おしいと思える。レコードやCDよりマイナーな媒体だからこそ、初めて聴く初めて知る音楽と出会える一期一会の感覚が強いと思う。

あと、ジャケットの良さと同時に中身の見た目もいい。ジャケ買いしたら、中のカセットテープ自体に絵が描いてあったり、色がついていたり。プレイヤーの中でゆっくり回っているのが少し見えているのも可愛い。
ビジュアルの良さも『今音楽を聴いている時間を楽しんでいる』感覚を強くする。

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