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Xデザイン学校 第7回目:ペーパープロトタイピング【物からじゃなく、ユーザーシーンから考える】

前回書くの忘れてしまってて歯抜けになってしまいましたが、7回目の講義のリフレクションをします。

10月は台風で休校だったので今回は2ヶ月ぶりとなる授業でした。
その間何人かとオンラインで集まってシナリオを見返したり作り直したりしていましたが、それでも腹落ちせずモヤモヤがある状態でのスタートとなる授業となりました。

gogoroの話

スクーターを売るのではなく、充電器のインフラを作ることに着眼点を寄せた話でした。
充電器を自分で充電するのではなく、サブスクで買うこと。
そう、人は充電なんて手間なことしたくないんだ!という声なき声に答えたサービス。。
そして物自体は既存にあるものを別のシーンに作り変えたものでした。
まさしく人の生活を変える、イノベーションを起こした施策で、話を聞いてとても驚いたとともに、こんなこと日本でもできたらなと思うシステムでした。しかも環境にも優しい、三方良しの施策です。

今回我々も似たようなものを考えているのですが、そこがどうしても物寄りに考えてしまっているので、やっぱりまだこのユーザーの体験シーンをどれだけ考えられるのかが肝だなと思いました。

シーンをたくさん作ることの大事さ

チームとして絵コンテを作る時、勘違いをしてみんなで渾身の一枚のシーンを作ることに時間を使ってしまいました。それがユーザー体験のシーンとして正しいかもわからないのに。。
今の会社のボスにも「渾身のものを作るな、それはいずれ壊してしまうかもしれないから」とよく言われていました。
だからたくさん作ること、たくさん見せること、出すことを重要視しているのですが、ユーザー体験シーン(アクティビティシナリオ)を複数作ることの大事さと同じだと思いました。
このプロダクトはこうだから、きっとユーザーはこう使ってくれるなんて思ってはいけないのです。。
答えはすべてユーザーが知っているのだから。

プロトタイピングとシーンを重ねるととてもおもしろい

ユーザーの利用シーンをプロトタイピングに重ねて見ると「あれがいるかも」「これはいるのかな」など見えなかった部分も見えてきました。

過去には何回もプロトタイピングツールを使った画面遷移図は使っていましたが、完全にユーザーのためではなく、社内の共有ツールとして使われていました。
それはそれで重要であるけれど、本当に必要なのはこのアプリやサービスをどうユーザーが使うかなのにその視点が抜けているのはものづくりを担っている自分としてはほんと情けないな〜と思いました。

でもこの7回目まで来てからやっと今までやってきたことの点と点が結ばれてほんとうの意味で「UXデザインをするということ」がわかったように思いました。

だけどこの流れを渾身の一回やることではなく、何度も何度もトライすることが重要だと思うので、それを忘れないようにしたいと思いました。


Xデザイン学校も数えればあと3回しかないんですね。早いような長かったような。でも確実に濃い1年を過ごせているように思います。
残りも浅野先生、チームの皆さんよろしくおねがいします!

余談

ビアバッシュのときに同チームの酒井さんに「なんかタイミング逃して言うの忘れてたんですけど転職しました。夏くらいに」という報告をしました。(酒井さんの転職活動の話からやっと言えたw)
家の事情とスタートアップのタフな環境が合わず考え直した結果の転職ですが今も結局ITのスタートアップみたいなところで預かってもらっているのでやっていることは変わりませんが、そこでもこのXデザイン学校の学びを活かせたらなと思います。

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