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【批判と悪口は別物。多種多様の台湾人を尊重すべき。】

私たちは人を批判する。
批判は言論の自由の一部であり、社会にとっても必要なことである。

しかし、本人の名前を出して根拠なしでいきなり「嘘つき」だと公の場で呼ぶ行為はどうなのか。

まず添付をご参照ください。(2021年の投稿)

何の嘘をついたのか、何の根拠でどんな理由で嘘つきと言えるのかも一切示さず、まるでこの世に本人は不在かのようにああだだこうだと言って、楽しそうに「批判」する。

これって正しいことなのかな?

いや、個人的には、かなりナンセンスで人格を疑われてしまう行為だと思う。

2020年台湾の総統選の辺りから、台湾についてネット上の言論はおかしくなっている。

台湾が大好き
→台湾を支持
→中国の脅威、日本への影響
→メディアは、民進党は反中で民主主義、国民党は親中、と言ってる
→国民党が政権をとったら台湾は中国に統一されてしまう
→だから民進党を支持せねば
→民進党=台湾、台湾=民進党。民進党政権の台湾は民主国家。
→親中の国民党の人を批判しよう!民進党を批判する人を親中と言おう!
→こうすることこそ日台友好!日本の安全保障にもつながる!

。。。なんか変じゃないですか😑?

そもそもネット上で言論をする日本人の方々は、日本のメディアが報道している台湾の状況、日本の言論人が述べている「民進党・イズ・ワンダブル」が全て真実だという確信はあるの?

あるとしたら、その確信の根拠は何ですか?

今回の選挙結果で分かるように、台湾では、今民進党を支持する人はかろうじて4割しか居ない。つまり6割の台湾人は民進党を支持しておらず、民進党政権に「ノー」を突きつけている。

数日前、東洋経済の劉氏はこう発信された。

「この数年の私の悩みと研究課題のひとつ。なぜそんなに民進党に感情移入しているのか(それに対抗しようと国民党に異様に感情移入する言論人も)。」

黒羽夏彦氏(台湾在住)もこう発信された。

「民進党への感情移入の強さが尋常じゃない印象。」

一方、少し前にネットで、「台湾人」を名乗るChrisさんという方からのこのようなポストを見かけた。

「日本の方々、もしこちらTwitterで会った台湾人、華語で発信でもいいし、日本語で発信でもいいし、偽物でなければ、ほぼ親日の支持者や、民進党支持者などと判断できるよ、大抵仲間と間違えないんです。

国民党の支持者は若い人が少ないし、ほぼTwitterにいません、親中者はたぶん微博にいます。」
このポストには、たくさんのいいねが集まった。

またこのようなポストもあった。

「台湾の方でフォローしてるのは

ZUZUさんとりんりんさんとChrisさんの3人です。

みんな親日さんっぽいです。」

。。。🤔

親日でなければ、台湾人じゃないの?
民進党を支持しなければ、台湾人じゃないの?

この方は、どうやら、民進党=親日・反中、国民党=嫌日・親中、という大前提に基づいて発言をしているようである。更に、親日で民進党支持でない人は偽物(偽台湾人?)かのような表現に思える。

台湾には2300万人の人々が住んでいます。
それぞれ自分の考え方があるが、みんな、台湾で暮らしていて、台湾を自分の愛し方で愛しているのよ。

今、多くの日本人の方々は、民主国家台湾=民進党政権、民進党を支持しない人は親中あるいは統一派、と思っておられるのではないでしょうか。

しかしながら、このような考え方は、ただの思い込みで、6割の台湾人を無視し尊重しない偏った考え方だ、と言わざるを得ない。

民進党が本当にいい政党か悪い政党かは別にして、支持しない人を悪とか邪と断じ、一方的に批判あるいは非難あるいは誹謗中傷するというのは、間違った正義感だと思う。 

最後に私の話に戻るが、これまで私は、嘘をつかないこと、台湾の真実に基づくこと、を心がけて発信してきた。どの発信についても、問われたらしっかり根拠を説明できる投稿しかしていない。

もし、私を「嘘つき」と呼ぶなら、根拠や説得力のある理由を同時に示してください。
(根拠や理由のある批判についてはもちろん歓迎いたします)

これからは時間のある時に、こうした私への根拠のない誹謗中傷やデマ発信については、スクリーンショットして、玉山富士子で公表させていただきます。
(場合によっては情報開示請求して発信元を特定させていただきます)

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