【虎に翼・第3週感想】彼女達の居場所はいずこに?

よねの生い立ちは想像だにしないものだった。
彼女の立ち振る舞いは決して癇癪からくるものでは無い、今までの人生で得た教訓と後悔から生まれた決意をもった態度だ。
だからこそ、よねは法を武器だと捉える。力の無い者が、立場だけを持った無能な者に一矢報いることが出来る公明正大な武器。

知的好奇心から法律を学び始めた寅子とは違う。寅子は法は人を守るためにあると考える。窮地に立たされた人を平等に守り抜く。そもそも人は誰しも強いのだ。そこに法というもので守ることが出来る。虎に翼だ。

恐らく当時の女性の扱いや生き方を象徴する背景を抱えているであろう魔女部の彼女たち。今後、そのエピソードがそれぞれに明かされていくのでしょう。たまたま女子部法科に集った彼女たちですが、今まで居た場所に何かしらかの生きづらさを感じていたからこそ、法律を学ぶことを選択したのだと思います。いずれ彼女たちそれぞれに居場所が見つかるように、それまでは学びの場が拠り所でありますように。

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