【虎に翼・第4週感想】立つ寅子に助ける男?

本科に進んだ寅子たち、そこで彼女たちを待っていたのは当時の世間の男性たちとは違い、開明的な考えを持つ同世代の若者たちで……。ということもなく、彼らもまた当時の男が女に対して求めているものを同じように持ち合わせている者たちなのでした。

むしろ、法律分野の1つとして旧民法を学んでいるからこそ、より男とは、女とは、と社会が求めているものを映し出す存在かもしれません。明律大学の面々は好きな子にちょっかいを掛けるようなニュアンスで描写されているが、現実としては梅子の夫や長男のような接し方のほうが大半だったのかも。

そんな彼らが柔らかくなるのにどれだけ掛かるのかと思っていたら、以外に早く、梅子への失言に対して屈み、寅子への邪推に対して屈み、穂高先生は裏庭で着地失敗して屈みと、屈むわ、屈むわ。
最後にはお父さんまで屈んでしまいます。

と、父の屈みは猪爪家の一大事件なのです。

法は人を守るためにあると考える寅子。恐らく寅子はこれから法について学ぶだけで無く、より自分事として向き合うことになるのでしょう。そしてさまざまな法の見方を知ることになるのでしょう。

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