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家を建てる方角はどうやって決める?メリット・デメリットを解説

家を建てる際、方角の選定はとても重要です。

日照条件や風通し、地形・景観、気候条件などを考慮して適切な方角を選ぶことで、快適な居住環境を実現できます。

今回の記事では、家を建てる方角の決め方と併せて、方角ごとのメリットとデメリットを解説します。


家を建てる方角はどうやって決める?

家を建てる方角を決める際には、以下のポイントを考慮しましょう。

日照条件

家を建てる方角によって、日の当たり方が異なります。居室やリビングなどの主要な部屋を日当たりがいい方角に配置することで、明るく快適な居住空間がつくれるでしょう。

太陽の動きを考慮して、家の方角を決定することもポイントです。例えば、室内に朝日をたっぷり取り込みたければ東向きの家がいいでしょう。夜型の生活で日中は眠っていることが多い人は、室内に日光が入りづらい北向きがいいかもしれません。

このように、ライフスタイルに合わせて日照条件を選ぶのがおすすめです。

周辺環境

周囲の環境や景観を考慮して、家の方角を選ぶのも方法です。

美しい景色を楽しめる方角にリビングを配置できるようにする、家の正面が隣家の玄関と向き合わないようにするなど、周囲の環境と調和する方角を選ぶことで、居住環境の質が向上します。

特に住宅が密集しているようなエリアでは、プライバシーを守るためにも隣家の玄関や庭の位置は重要です。

周辺環境について詳しくはこちらの記事をご覧ください→土地選びは周辺環境も重要!家の近所にあると便利な施設5選

南向きのメリットとデメリット

南向きの家は1日を通して日光が入りやすいため、室内が明るく暖かくなります。昼間は自然光だけでも十分明るく、照明を付ける必要がないでしょう。冬季は日差しのおかげで室内が暖まり、暖房コストを節約できます。

一方で、夏季には室内が暑くなりやすいことがデメリットです。断熱対策が行われていない家では、冷房コストが増加するでしょう。

南向きの家は、プライバシーの確保にも注意が必要です。道路側にリビングや庭があると、通行人の目に触れやすくなります。人通りが多いエリアでは、目隠しを設置するなどの対策を考えるといいでしょう。

また、南向きは人気なので、他の方角に比べて土地も建売住宅も高い傾向です。

南面道路について詳しくはこちらの記事をご覧ください→南面道路のメリットとデメリット!家を建てるときのポイントは?

北向きのメリットとデメリット

北向きの家は1年を通して日が当たりづらいため、夏季でも室内が涼しい傾向です。強い日差しを避けて冷房のコストを抑えられることは、温暖な地域ではメリットになります。

また、室内に直射日光が入りにくいため、家具や内装の色褪せを防げます。

北向きのデメリットは、日当たりが悪く寒いことと、カビが生えやすいことです。特に梅雨は湿気が溜まりやすく、押入れのように通気性が悪い場所で、カビが発生するかもしれません。洗濯物も、室内干しだと乾きづらくカビ臭くなりやすいです。

北面道路について詳しくはこちらの記事をご覧ください→北面道路のメリットとデメリットは?家を建てるときのポイント

東向きのメリットとデメリット

東向きの家は、朝日が入りやすいことが大きなメリットです。起床時に自然光を受けることで、心地よい目覚めを促す効果があります。

洗濯物を朝から干しても乾きやすいので、朝方の人に最適な方角です。

午後には室内に日差しが入りづらくなるので、夏場にも暑くなりにくく快適に過ごせるでしょう。

東向きのデメリットは、冬季の午後に室内が暗く寒くなることです。日照不足による室内の湿気・カビの発生には、注意しましょう。

西向きのメリットとデメリット

西向きの家は、太陽が落ち始める午後から夕方にかけて、日差しが入りやすいです。夕方まで室内が明るく、冬はぽかぽか暖かく過ごせます。

高台のように見晴らしがいい場所では、美しいサンセットを眺められることもメリットです。

しかし、夏季は夕方の西日が強く、室内が暑くなりやすい傾向があります。西日によって、家具や内装の色あせや日焼けが起こる可能性があるので、UVカットフィルムやカーテンなどの対策が必要です。

日当たりが悪い家の対策方法

各方角のメリット・デメリットを紹介しましたが、やはり日当たりがいい家は人気があります。そのため、日が入りやすい南向きや東向きは、土地や家の値段が高い傾向です。

しかし、比較的日当たりがよくないとされる北向きの家でも、機密性が高い家なら寒さを和らげられます。除湿機を使うことで、湿気・カビ対策も可能です。

室内の暗さについては、以下の方法で対策できます。

  • 大きな窓や採光用の窓を設置する

  • 明るい色の壁や床材を選ぶ

  • 間仕切りや壁を少なくする

リビングのような広い部屋には大きな窓を設置したり、部屋の高い位置に採光用の窓を設けたりすれば、室内が明るくなります。

壁や床材には明るい色を使うこともポイントです。光を反射して、部屋全体を明るく見せてくれます。

間仕切りや壁を少なくすることでも、光が室内に行き届き明るくなります。壁の代わりに、ガラスの間仕切りを設置するのも方法です。

このような対策によって、日当たりが悪い家でも快適な環境を実現できます。

まとめ:方角はライフスタイルに合わせて選ぼう

家を購入する際には、方角の選定が重要です。それぞれの方角にはメリットとデメリットがあります。

日照条件や周辺環境、そしてライフスタイルに合わせて、適切な方角を選びましょう。

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