ファスティング体験記
ここ最近「ファスティング」にハマっています。
この前、お世話になっている矢部りんごさんのYouTube番組『まだまだ知らない世界 ゲラゲラ🤣ゲラりんご』でも「今だから知っておきたいファスティングの話」と題してお話しさせていただきました。
その時、話し切れずに「続きはWEBで」となりましたので、続きというかその時の補足記事になります。
ゲラりんごはこちらからご覧いただけます。
■まだまだ知らない世界 ゲラゲラ🤣ゲラりんご
ファスティングとは
ファスティングとは簡単に言うと「断食」のことです。
ファスティングを始めてから、「ファスティングを始めたよー!」と話すと即「絶対やめな」と言う方がいて「めっちゃ体にいいのに何でだろう?」と思っていたのですが、よく聞いてみると、そういう方は断食を絶食と勘違いされているケースがほとんどでした。
断食は絶食ではありません。
大まかな概要としては、「固形物を摂らずに内臓を休めデトックスを促して腸と体の調子を整えましょう」というものです。
ファスティングにもやり方がいろいろありますが、目的としては大体どのファスティングもこんな内容だと思われます。
ファスティングを始めた理由
実は私は今年(2021年)の6月までファスティングのファの字も知らないくらい興味のないものでした。
正直、最初は全く興味のない話だったので、多分何回か「ファスティングって何でしたっけ?」と聞いています。その度に「断食」だと教えてもらっていました。
なるほど、断食のことね、と了解した後も全然やるつもりもありませんでした。
食べないのとか無理だし、みたいな。
ファスティングとかデトックスとか意識高い人が意識高く勝手にやっていることだしする必要もないわよ、みたいな。
意識低い系代表みたいな私は、意識高い人のやることなんて知りませんよ、という感じでした。
でも、ファスティングのことを知っていくうちに、意識高い人が意識高くやっていることにはちゃんと意味があるんだと気づきました。
そして、ファスティングで得られる効果を聞いた時に、人によって得られる効果は違うと思いますが、ファスティングで叶えたい夢ができたのです。
それはずっと前からそうなったらいいなと漠然と思っていたことでこれが叶ったら超すごいじゃん!
単純なのでそう思ってしまったわけです(笑)。
それが何かはちゃんと叶った時にどこかで言おうと思うのでここでは敢えて伏せますが(ムダに秘密主義)、すぐに現れる効果ではないと思うので続けていこうと思いました。
もう一つ理由があって、ファスティングで自己免疫が上がると知ったからです。
このご時世、免疫の大事さを嫌というほど考えさせられました。ただ、どうやったら免疫が上がるのかという一番知りたい話はどこでも教えてもらえませんでした。でも、どうやらファスティングでそれができるらしい。
免疫が上がるならそれだけでもファスティングはやる価値がある。
単純なのでそう思ったのですね。
これは1%くらいの理由ですが、多分根本的に大事なのは病気になりにくい体作り。ファスティング以外にも免疫を下げないことを考えていろいろ実践したりしていますが、それは別の話なので今回は置いておきます。
ファスティングはドイツでは保険が効く医療行為の一つとなっているようです。また「万病を治す」とも言われています。
昔の人は体の調子が悪くなると積極的に断食を行なっていたそうです。
そんなすごいものなのに普及しているとは言い難い(興味なさすぎてスルーしていただけの可能性大)。
また、ファスティングを学んでいくうちに日本の食の問題を知ることになりました。
この食の問題が実は現代の日本に増えている病気の原因になっていたりしているそうです。
知ろうとしなければ誰も教えてくれなかったこと。
最近ツイッターとかでやたら「知ることの大切さ」を説いているのですが、ここにも繋がっていきます。
私はファスティングと運良く出会ってしまいました。
これはやるしかないと思いました。
ファスティングが何故必要なのか〜1.食べ過ぎ問題
1日3食しっかり食べましょう。
常識のように言われていたこと、これが体にとっては良くないんじゃないか、という話。
たまにテレビとかで3食は食べ過ぎ、昔は2食だった、という話は聞いたことはありませんか?
何故3食になったのかは理由はわかりませんが、これが何故問題なのか。
体の中には消化酵素と代謝酵素という酵素があります。
物を食べたら消化酵素が働きます。
体は消化酵素が働いているときは代謝酵素は働けない、逆もまた然り、という仕組みになっているそうです。
つまりしっかり食べているときは消化酵素がずっと働き続けるので、代謝酵素が働きません。
これだとエネルギーが消化に回っているため、体は休めない状態になってしまうのです。
聞いた話によると、お肉を食べていると1200キロカロリーくらいエネルギーを使っているらしいです。
だから、内臓を休めることが大事になります。
ファスティングで、固形物を摂らないことにより内臓を休めて代謝酵素の方にエネルギーを持っていく。
代謝酵素が働くとエネルギーが毒素を外に出す方に使えるようになり、これがデトックスに繋がる、というわけです。
だからきっと、「しっかり寝てしっかり食べる」ではなく、「しっかり寝てほどほどに食べる」のが実は健康にはいいのかもしれません。
ファスティングが何故必要なのか〜2.添加物問題
日本の食の問題の二つ目は食品添加物です。
ファスティングを勉強して日本は類稀なる添加物大国であるということも知りました。
日本で承認されている添加物は1500種類以上といわれているそうです。
ジャンクフードなイメージのアメリカでは130〜140種と言われているのでその多さがわかります。
ドイツやイギリスなどは二桁です。
何でこんなに日本の添加物が増えたのかはわかりませんが、恐らく、安くて美味しい物を作ろうと科学が進歩したからではないかと思っています。
発展しすぎた故の弊害ではないかと勝手に思っているのですが、日本人は年間約4kgの添加物を摂っているらしい。
食品だけでなく、洗剤や化粧品などでも添加物・化学薬品が溢れているのが今の日本。
添加物は日本人の病気を増やす原因になっているそうです。
アレルギー、アトピー、花粉症、子どもの自閉症などなど・・・。
昔よりそういう病気が増えたと言われていますが、どうやら添加物とは無関係ではないらしい。
だからといって添加物を摂らずに生きていけるかというと、既に生活に溢れた添加物を全く摂らずに生きていくことは不可能に近い。
だからファスティング、なのです。
ファスティングによって体に溜まった添加物などの毒素を出す。
ファスティングで腸を綺麗にしてリセットする。
定期的に行うことによって体調が良くなったりするのは、体の毒素を出すからなのです。
これも効果が確約されているわけではありませんが、アレルギーや花粉症などが改善された例もあるそうです。
また、心と体は繋がっているので腸が綺麗になることで、心も元気になって精神的疾患が改善されるケースもあるらしいです。
私がファスティングを勉強した本の著者は嘗ては鬱だったそうですが今では鬱も改善し全国飛び回っているとのことです。
ファスティングによって得られる効果は様々ですが、自分の体の問題が治るならやる価値は大いにある気がします。
好転反応
ファスティングを行った時には好転反応が出ることがあります。
これも人によって現れ方が違うし、重い人もいれば軽い人もいます。
エネルギーが代謝の方に回ることで溜まっていた毒素が一気に押し出されるために起こるらしい好転反応が重い人は体に毒が溜まっている可能性があります(様々なケースがあるので一概には言えませんが)。
ちなみに私は好転反応らしき気だるさと眠気に数日しんどい思いをしました。
添加物まみれの生活をしていたので、よっぽど体が汚れていたんだなと思いました。
ファスティングは自分の体の状態を知るのにもとてもいい方法なんじゃないかと思います。
次回のファスティング時にはどんな好転反応があるのかないのか。
徐々に改善されていけばいいなと思ったりします。
ファスティングで得られた効果
※これはあくまで個人的な話ですので、絶対こうなりますという話ではありません。
ありがたいことに、何だかんだで私はアレルギーやアトピー、花粉症はありません。鬱っ気はあるけど鬱ではない。
なので、この辺りの効果を実感した、ということは特にありませんが、ちょっとずつ何かは変わっていきました。
・胃袋が小さくなった
自分の中では予想外の効果でした。
私は比較的胃袋は底なしで、例えばお腹いっぱい食べたとしても数時間経てば普通に食べられる体でした。
胃が小さくなったのを実感したのは1回目のファスティング後行った高校野球ファン女子会の時でした。
高校野球ファン女子会メンバーのちーさんとりゆちゃんは料理が大好きなのでいろんな物をたくさん作ってくれます。
そして一番食べるのが私なのですが、その日はお腹いっぱい食べた後数時間経ってもお腹が苦しくてもう何も入らない状態でした。
ちーさんもりゆちゃんもびっくりしていましたが、一番びっくりしたのは私でした。
それからは食べる必要がないかも、と思えばあまり食べずに過ごす日もあります。
もちろんお腹は空くので食べますが、1日1食でも平気な時は食べない、とか、食べることで体に負担があるなら、ほどほどでいいのかなーというのが最近の考えです。
・肩凝りが改善された気がする
これはまだ気がするレベルの話です。
正直私の肩凝りは相当酷いです。
ファスティングを始める前にマッサージの練習台をやったことがあるのですが、右肩の凝りが酷くて、軽く押されただけで悲鳴を上げるくらいでした。
普段からパソコン作業が多くて酷い時には10時間以上パソコンの前で作業する日が何日も続くことがあります。
それがある日、凝り方が変わった、という瞬間があったのです。
作業中いつもだったら肩が痛くなってくるのに、痛さがこなかったというか。少しだけ軽くなった感じがしました。そして肩凝りが和らぐスピードがちょっと早くなった気がしました。早い時は寝て起きたら痛くなくなっている、とか。
もちろんパソコン作業が続くとだんだん痛くなってくるし、まだまだ肩凝りが全面的に改善されたわけではないのですが、続けていけばもっと肩が楽になる可能性を感じます。
・味覚が良くなった気がする
これも気がするレベルですが、友だちとご飯を食べていた時に、その子が「味薄いね」と調味料を足していた時にそんなに薄くない気がした、というだけの話。
元々濃い味が好きなのですが、最近は薄味でも平気になってきた気がします(もちろん程度による)。
・疲れが取れやすくなった気がする
気がするシリーズ最後はこれ。これも本当に気がするレベルです。肩凝り同様、寝たらけっこうスッキリしていることが多くなりました。何となく浮腫が取れるのも早くなった気がするし、よく眠れるようになった気がする。ファスティングやったから改善されたんだーと思うと平和なのでそう思うことにしています。
・食に対する意識が変わった
実は一番大きい変化はこれです。
普段食べるものに気を遣うようになりました。
何故かというと、私が行っている酵素ファスティングでは、ファスティング期間の前後に準備期と回復期を設けるのですが、この回復期に何を食べるかがものすごく重要だったりします。
というのは固形物を摂らず胃の中を空っぽにしたことで、ファスティング後は吸収がすごく良くなってしまいます。
ここで変なものを食べないようにしないと!という意識が芽生えました。
回復期には何を食べたらいいかという目安はあります。料理が好きな方はその目安に従っていろんな物を作って回復期も楽しめると思うのですが、基本的にご飯と味噌汁しか作らない私はここで一番苦労しました。
出来るだけ添加物が入っていない物で消化がいい物で・・・。とスーパーに買い物に行っても原材料を見たら添加物のオンパレード。
もうスーパーで何も買えないじゃん!と思って一時期は物を食べるのを躊躇して逆に不健康になるんじゃないかと思いましたが、それくらい気を遣うようにはなりました。
無添加の物や出来るだけ添加物の少ない物を選んだり、とにかく原材料チェックはするようになりました。
例えば、ファスティング前は調整豆乳だったのを無調整に変えるとか、出汁入り味噌を無添加の普通の味噌に変えるとか。
無調整豆乳は豆腐を飲んでいるみたいで美味しくないと思って、しかも安いからと調整豆乳でした。
意識低い系代表の私は安けりゃ何でもいいというタイプの人間だったので、些細なことですが、この変化は自分の中ですごいことでした。
味噌も出汁取るの面倒だしとずっと出汁入り味噌でしたが、普通の味噌と比べた時の原材料の違いに衝撃を受けました。
出汁取らなくても味噌だけでも十分に美味しい味噌汁になることがわかったので、これからも出汁なしの味噌汁を飲もうと思います。
あとは、不自然な食品は買わない。
例えばカロリー0とか糖質0とか、こういう物は買わなくなりました。
私は動物性のタンパク質が圧倒的に不足しているのですが、サラダチキンがいいと勧められ、3パックで200円という激安のサラダチキンをずっと食べていました。ある日そのパッケージに「糖質0」と書かれていることに気づき買うのをやめました。
カロリー0や糖質0とか一見良さそうに見えても本来ある物が無いのは何故なのか。考えてみたら不思議な話です。こういう食品は逆に何が入っているかはわからない。
私はその辺りの専門家ではないので、とりあえず無難にやめておこうという発想になりました。
ただ菓子パンだけはどうしてもやめられず。
なのですが、定期的にファスティングを行うことでリセットするからいっか、とそこは許すことにしています。
好きなものを食べるためにファスティングをやる、そんなイメージです。
全部を全部諦める必要はなくて、ちゃんとリセットする習慣があればいいのだと思います。そう考えると我慢しなきゃ!ではなく楽しく続けられる気がします。
・肌が綺麗になったらしい
これは実感というより人から言われたことです。細胞が生まれ変わることで肌のキメが良くなったみたいです。
あと、顔色が良くなった、明るくなったと言ってくださった方もいましたが、その日はちょうど第103回全国高校野球選手権大会で新田高校が初戦突破したから顔色も良くて元気だったんじゃないかと思う(笑)。
ただ、この辺りは自覚していないだけで実際そうなっていたら嬉しいなと思います。
明るくなったかはわかりませんが、最近ハイテンションな喋り方をすることが増えた自覚はあります(ゲラりんご参照)。
・体重が減った
私の場合、ダイエット目的ではなく体質改善目的なのであまり気にしていませんでしたが、2回のファスティングで体重が1.4kg減っていました。
正直そんなに減ると思っていなくてびっくりしましたが、まあ、一回目のファスティングの後に食べる物ないやんけー!と嘆いた時期があったので多少その辺は影響あるかと思いますが、ファスティング期間中は食べないし、ファスティングで胃が小さくなって食べる量が減るから、体重が減るのは当然っちゃ当然。
ただ、体の中を綺麗にしながら痩せられると考えると、正直ダイエットに関してもファスティング一択な気がします。
ダイエットついでに肌が綺麗になっちゃった、とか、ダイエットついでに免疫力アップしちゃった、とか、ダイエットついでに体の悩み解決しちゃった、とか起こり得ますしね。
しかも、ファスティングでダイエットをすると「痩せすぎない」というメリットもあります。
ダイエットというより「標準体重になる」という感じらしいです。
ファスティング後普通の生活に戻ったあともリバウンドもしにくい体になるということです。
確かに2回のファスティング後、2ヶ月くらい間が空いていますが、足には隙間があるままだし(今までは油断すると隙間がなくなっていた)、太りにくくなったような気がします(気がするシリーズまだあった)。
無理なダイエットをして痩せすぎる心配もリバウンドの心配も少ないことを考えると、私としてはダイエットするならファスティングをお勧めしたいです。
ファスティングの方法
ファスティングにもいくつか方法があって、私が行っているのはだいぶ前(食に対する考え方が変わったのところ)に書きましたが酵素ファスティングです。
他には長期計画で普段の食事から要らないものを抜いていく方法だったり、ドランクドラゴンの鈴木さんがやっているという16時間食べないという方法もあったりします。
あとは斎藤工さんのように1日1食にする、というのもファスティングに近いと思います。
その中で私が酵素ファスティングを選んだのは、最初に教えてもらったからなのですが、本を読んでこの方法が一番いいと思いました。
必要な栄養を酵素ドリンクで補いながら行えるので食べないことが苦にはならないし安全に行えます。
私の場合はまだ3日間のプチファスティングしかやっていませんが、空腹も3日程度だったらけっこう余裕です。
ずっと16時間食べない生活や1日1食の生活は正直キツいし長続きしそうな気がしない。計画的に行うファスティングは完全に専門家の指導が必要だし、長期的に制限がかかるのはしんどい。
ファスティングと前後の準備期と回復期だけ我慢するだけの酵素ファスティングだったら、シンプルで楽です。
頻度としても3ヶ月に一回とかそのペースでもいいそうなので、我慢の時間が短いのがまたいいです。
やり方はそれぞれに合う方法でいいと思うので、気になった方はご自身に合う方法を探してみてください。
ただ、自己流で始めると上手くいかないこともあるかもしれないので、始める場合は詳しい人に相談してから始めるのがいいと思います。
食べないことで体の調子が整うという私にとっては目から鱗な話でしたが、実際やってみて自分の体の変化がすごく嬉しいし、またやりたいと思うようになりました。
ファスティングを始めたことで「体の声」みたいなのが聞こえてくるようになりました。間が空いたら「早く毒出ししろ」と言われている感じがします。
体が求めていることに素直に従うのが自分の体を守る方法だと最近は思っています。
体が資本ですから、大事な自分の体のためにも「やってみようかな」と思ったら一度挑戦してみてください。
まだまだ勉強中の身ではありますが、教えられることもあると思うので気になった方はお気軽にお声掛けください。