見出し画像

初めてのホラーゲーム

  9月が終わった。
本当に笑えないぐらいしんどくて何度めげそうになったか分からない。メンタルが目に見えたのなら、ヒビぐらいは入ってたと思う。
でも折れずに今日まで生き抜けたので本当にえらい。えらいが過ぎるのでこの休みはたくさんゲームをした。

前回の日記でLittle Nightmaresについて書いたけれど、昨日で1と2を完走したので、今日はそのことについて書きたいと思ってキーボードをカタカタする。




  Little Nightmares(以後リトルナイトメア)は藤傘にとっての初めてのホラーゲーム。
そんなに怖くないと聞いていたし、黄色のレインコートの子が可愛いからやってみたいと思って買った。

怖いのは大の苦手で絶対に一人では出来ないとわかっていたのでリトルナイトメアもリトルナイトメア2も配信しながらプレイした。
誰かと怖い気持ちを共有出来たらなんか行けるような気がしない?


  正直言うと、薄暗く長い階段の下のところに少女がぽつりと立っている。そのタイトル画面だけでも藤傘的にはかなり怖かった。

ロゴはめっちゃ可愛い。

配信を見返すといつもより声が上擦っていて早口なのでビビり散らかしているのがよくわかると思う。

本当にちゃんとやれるのかは不安で仕方がなかったけど新規でプレイ。もやもやした視界の中に和風の女の人の姿がぼんやりと浮かび上がったところで黄色のレインコートを着た少女は目を覚まし「ヒッ」と小さく声を上げ、画面内に生まれた。

ちなみに、その時の藤傘は前述のオープニング映像さえも両手で顔を覆い指の隙間から薄目で覗いて観るほど怖がっていた。
もやもやの中の人影って怖いじゃん…。


コメント欄で応援してもらって、オイルライター片手に進めるとこを探しながら恐る恐る進んでいく。少し進んだら天井から男性っぽい長い下半身がぶら下がっていてめちゃくちゃ怖かった。

そのあとも穴に落ちてヒルみたいのに囲まれてキュッと絞められたり、三角(ノーム)を追いかけて迷子になったり、仕掛けに気づかず感電したり、光るおめめに石にされたり、主人公ちゃんが空腹の限界を迎えて歩いていたら優しい人から食べ物を分けてもらえたりした。
ありがとう、優しい人。


そしておじさんに出会う。

盲目で腕が長い管理人らしきおじさんである。
今となっては大好きなおじさんだけど、最初は恐ろしく不気味で全然見れなかった。


赤ちゃんがいっぱい寝ているところで影を見た時も本当に怖かった。そのあと空腹タイムの時に長い腕で捕まえられたときは悲鳴が出た。

姿が分かってからも腕は長いし顔には包帯も巻かれているしどこでも追いかけてくるしでとても怖かった。
でも、そのうち頭が【おじさんは捕まえにくるもの】ということを理解すると不思議と怖くなくなっていった。

藤傘は得体の知れないものに恐怖を感じる。行動がわからないから怖い、理解できないから怖い。
他の人たちもそうなのかな?

 腕長おじさんとのかくれんぼと追いかけっこはずいぶん長かったように思う。散々追いかけまわされて、最後は素敵な長い腕がシャッターに挟まれ切断されるという悲しい結末だった。シャッターの向こうからは悲痛な声がこだましていた。

追いかけっこでおじさんに愛着の湧いていた藤傘はそのときとても落ち込んだ。
逃げおおせるだけではだめだったのかなと思うけど、きっとどこまででも追いかけてくるしそんな優しくては生き抜けやしないんだろうね。
おじさん、もう元気になったかな。


 腕長おじさんとお別れした後からは双子のシェフに出会った。このシェフは最初こそ床に血がついていたりして怖かったけれど、全体で見ればあんまり怖くなかった。
なぜならシェフ帽がき〇たまみたいだったから。
正直シェフよりも道中のしこたま靴が落ちていて波のように押し寄せてくる場所のほうが怖かった。

私は察しが悪いのでところどころは時間がかかったけど怖さはそんなになかったので、うきうきでソーセージを作ったり、順調に撒けたりして、シェフから解放されるのがたぶん一番早かった。

腕長おじさんほどの愛着はないけど、右の玉と左の玉の二人には末永く仲良しでいてもらいたい。


 そのあとはゲストルームに飛び込んで一生追いかけられた。
千と〇尋のお父さんとお母さんみたいなぷりぷりのお客さんが必至の形相で食事をしている中を、走り抜けなければならない。

だるまのようなお顔の人たちが爆速でハイハイしながら追いかけてくる様はなかなかの圧迫感と恐ろしさがあり、ヒィヒィ言いながら走り続けた。

ただ、その時は2回目の配信でだいぶゲームにも慣れていたので『有象無象のみなさんこんにちは!』とあいさつする余裕が藤傘にはあった。

これは余談なんだけど、藤傘は現実の世界でも挨拶をすることが多い。割と誰にでもしてしまうのが特徴でもある。

ゲストルームを駆け抜けて、主人公ちゃんが空腹タイムを迎えたときは衝撃で声が出なかった。

事後。


 この先で、冒頭のもやもやの中で見た和装の女性がエレベーターに乗り込むところを見かける。

もうね、この人のところが一番怖かった。本当に怖かった。
和風だし、壁に肖像画みたいのもいっぱいあるし、割れてるけど鏡がいっぱいあるし、暗いし、マネキンがいっぱい立ってるし、ちょっと泣いた。

その人が鼻歌を歌い髪を梳かしているシーンでは行きたくなさ過ぎてYoutubeで【BGM 陽気】と検索をかけて音楽をかけたほどだったし、藤傘じゃないですよと声掛けするなどした。

入った部屋は真っ暗で、急に扉が閉まるのとかも勘弁してほしい。
前回まで腕の長いおじさんと楽しく追いかけっこしてたのに。きん〇ま帽子のシェフと仲良くかくれんぼしてたのに。有象無象の皆さんとマラソンしてたのに。

でも、この人との終幕もなかなか悲惨なものだった。

主人公ちゃんの暴食っぷりには言葉を失ったし、最期には歩いているだけで襲い来るむちむちゲストのみなさんの生命力を吸い取れる能力を身に付けていた。
すごいことになっちゃったね主人公ちゃん。


 人生で初めて最初から最後までひとりでホラーゲームをやってみたけど、正直よく心折れなかったなって思う。
怖い、いきたくない、もう帰ろうと言いながらもちゃんと前に進めたの本当にえらすぎる。
でもね、週末明るい時間に怖いゲームをやるのが結構楽しみになってた自分もいて、最後まで楽しくやれたのでチャレンジしてみてよかったなって。

グロいのとか血しぶきとかは全然無理なのでやるゲームは選ぶんだけど、今後もちょこちょこ休日ホラゲ枠は続けていきたいなって思う。
夜廻とINSIDEはいつかやります。

 このままリトルナイトメア2のことも書こうと思ったけど日記的には長すぎるので2の話はまた後日にしようと思います。

2は手短に見られるようにTwitter(X)に切り抜きを作ってるので、もしよかったらこちらも見てくださいね~。
https://x.com/glyzinier/status/1707411172805513350?s=46&t=yfZ2fNSlzyFypQ1_Buy6FQ


感想文って難しいねぇ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?