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京都ボヘミアン物語⑮春歌は民衆のエネルギーの源

 連載3回目で「定番のふたつの猥歌」をのせたら、「なつかしい!」「こんな歌もあったぞ」「その歌詞はまちがっとる!」「それを公開するのはまずいんちゃう?」といった反響がぞくぞくとよせられた。
 なぜ猥歌・春歌の話になると、いい年のおっさんが、かくも元気になるのだろう?


幼児は「うんち」が大好き

幼児はうんちやチンチンの話が大好きだ。「うんち!」とさけぶだけで1時間も2時間も笑いころげる。
 幼いころ、ふとんのなかでおやじに昔話を朗読してもらったけど、何度も何度もねだったのは、和尚さんが素っ裸で、蓮の葉でチンチンをかくして逃げていく……という話だった。ストーリーの記憶はないけど、なぜかそのシーンだけは今もおぼえている。
 ジクムント・フロイトさんによると、この年代の幼児は「肛門期」という発達段階にあり、子どもにとって肛門は性感帯であり、排便すると快感をかんじるらしい。
 5歳のときに放映された「帰ってきたウルトラマン」で、ナックル星人に敗れたウルトラマンが磔にされるシーンを見たとき、なぜかチンチンが大きくなった。

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