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令和6年度滞納整理事務の充実を目指して(5月7日現在)

 いよいよ出納閉鎖の月になりました。そしてこれまで積み重ねてきた日々の業務の最終結果が出納閉鎖後の決算額となります。予算額を確保するためにも限られた日数で何ができるか全員で確認しましょう。


 予算額との差額を目標とする

 一番わかりやすいのは、令和5年度の歳入予算額との現在の差額です。予算額との差額が判明したところで、出納閉鎖までに納付見込みのある滞納事案を概算で集計しましょう。そのとき組織として仮に5千万円が不足しているとなれば全員でこの5千万円を確保することです。

 カウントダウンの作成

 これから毎日、ホワイトボードに「あと〇〇〇万円不足」と明記して職員の意識を集中させましょう。場合によっては、「今日現在歳入確保額△△△、不足額◇◇◇」でも構いません。単純でシンプルな周知で意識を高めることが大切です。一部の管理監督者・管理職だけが騒いでいてもどうにもなりません。

 ベクトルの方向性を指示する

 現年課税分の未収入事案をリスト化して1件毎にチェックしましょう。これを最優先することを管理監督者・管理職は全員の前ではっきり自分の言葉で述べることです。「なぜ必要なのか、そのためになにを取組むのか」をはっきりさせることです。私はこのことを、仕事におれるベクトルの方向性と述べています。

 まずは係・班の不足額の確認

 個人と組織の関係を意識するためにも係・班で不足額を確認させることです。個人の不足額を意識させるよりもその上の係・班レベルの不足額を意識付けることです。そうすることで係・班の取組みを強化することに繋がります。職員一人でいくら頑張っても限度があります。また「三人寄れば文殊の知恵」ではないですが新たなアイデアが出てくると思います。

 他人のチェックを受入れる

 同じ係・班の同僚から取組みが不足している事項を指摘されることになるかもしりません。それでも素直に受け入れることが大切です。なぜなら、個人よりも係・班の実績が優先されているという考えに基づいて指摘しているということです。例えば、係・班の中で誰かが新たな取組みをして実績を挙げれば全員で取組むことが組織目標の達成に繋がります。 

 フリートーキングを積極的に活用する

 朝礼ミーティングのときにリーダーは、今日現在の実績額の連絡だけでなく不足額を確保するための方策をフリートーキングで話し合うのはどうですか。5分、10分の設定時間で十分ですから積極的に取り入れていろいろな意見を出し合うということが大切だと考えます。 

 間違っていても大丈夫

 大事なことは自由な意見が言える雰囲気を創ることです。これを心理的安全と呼ぶそうです。間違っていても受け入れる寛容性も求められます。また次に繋がる提案になるかも知れません。それが人財育成になればもっと素晴らしいことだと思っています 





 










 


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