絵の仕事には「作品を売る」「技術を売る」の2タイプがある
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絵の仕事には「作品を売る」「技術を売る」の2タイプがある

絵を描いて生活したい。でも、絵で稼ぐって難しいよね…


一番安定しているのが、イラストレーターとして会社に就職すること。次点でフリーランスとして法人から依頼を請け負うやり方。いわゆる「イラストレーター」と言われて想像するのはこのどちらかではないかと思う。

が、ぶっちゃけそれらは需要に対して供給が多すぎて、競争率がとても激しいです。人生半ばで絵を仕事にしたいと決意した半端者にはいささかハードルが高い。そこで、もう少し原点に戻り、そもそも絵で稼ぐにはどんな方法があるのか考えてみました。


-絵をお金に変える方法は2つある

一般的に絵の仕事というと画家かイラストレーターですが、僕はこの2つは稼ぎ方として全く逆だと思う。

画家はいわゆる「作品を売る」やり方。漫画・同人誌・画集、個展あるいは作品やパフォーマンスに対して投げ銭を得る方法もこれに該当します。

一方イラストレーターは「技術を売る」やり方。アニメーターもこのパターンですね。

わかりやすく言えば、前者が「作家タイプ」後者が「技術者タイプ」となります。


-作家か技術者か

どっちのほうがいいのか?

知名度が高くファンが多いなら、作品を売るほうが「一枚の絵で複数収益を得る」ということが可能になるので楽です。が、知名度がなければどれだけ時間をかけて必死に描いても一円にもなりません…

逆に技術を売るのであれば、依頼さえ貰えれば「掛けた時間」に対する確実な報酬が約束されます。が、相手の要望を的確に判断し、ニーズにあった商品をその都度提供するという「技術者」としての仕事。悪く言えば下請けのような働き方に。

どちらが良いかは人によるので優劣はつけられません。


-作品を売る方法

じゃあもし実際に作品を売りたい時はどうすればいいのか?

「作品を売る」で想像するのは画集や個展ですが、個人的にまずはほとんど費用がかからないFANBOXやskebなどのサービスを活用するのがいいと思います。

で、その時に大事なのが「ファンの多さ」です。twitterのフォロワー数でも、youtubeのチャンネル登録者数でもなんでも良いですが、とにかく支援者が多いほど「作家性」に魅力を感じお金を出してくれる可能性は高まります。

「今すぐお金が欲しい」という状況じゃない限り、まずはファンを増やすことから始めるのをオススメします。


-技術を売る方法(個人相手)

対して、今すぐお金が欲しい場合。個人依頼を受けるべきだと思います。SKIMAやココナラで依頼を請け負う、snsで依頼を募集するなどの方法があります。

また今の時代、youtuberやメディア運営・音楽活動・小説・ゲーム開発などは個人で活動しているクリエイターも少なくないので、上手くやればそれなりに収益化できます。

ちなみにこの場合もsnsでの宣伝は大事なので、ファンを増やすのも忘れずに。


-技術を売る方法(法人相手)

まず法人とは簡単に言うと企業のこと。ゲームイラストとか広告イラストとか小説の挿絵とか、そういうやつです。まさしくプロのお仕事。

社内でもフリーでも企業相手だと報酬も多く安定した収益が得られる場合が多い。ただ、安く使われるパターンもあるみたいなので過信は禁物です。でも企業から依頼が来るレベルの絵師は画集出したりyoutubeやっても稼げると思うので、あまり稼ぎ方にもこだわる必要はないかもしれない…

もしこれを目指す場合、たぶんやるべきことはこれ

・社内イラストレーターとして就職
・イラコンでの受賞
・SNSでの営業(絵をバズらせて担当者に見つけてもらう)
・プロや企業とのコネ作り

それができるなら苦労しないんだよなぁ


-上手い絵さえ描ければ全て解決という話でもない

そんな感じで、絵で稼ぐには色々方法があるけど「結局上手い絵が描ければ万事OKでしょ?」って思う人もいるかもしれない。しかし事はそう単純ではないのです。

なぜかというと、それぞれ求められているものが微妙に違うから…!


まず、作品を売る場合。求められるのは「あなたにしか描けないイラスト」です。真似するなという話じゃない。ただ「量産絵」なんて言われない工夫は必要です。さらにその上で「この人の作品だからお金をだして買いたい」「だからあなたを支援したい」と思わせる何かがないといけません。

逆に技術を売る場合、求められるのは「あなたらしさ」ではなく「世間に受ける絵」もっというと「依頼者の要望を絵にする能力」です。つまり個性なんて捨てて技術で勝負しろという話。ただし、個人依頼の場合は同時に「あなたらしさ」を求められることが多いので難しいところです。


-とはいえ実力が高いほど活動の幅は広げやすい

結局どうすりゃいいのか?


まだ学生なら、就職とイラコンでの受賞を目指すのが一番良いと思います。仮に就職できなくても、ポートフォリオと実績があれば、SNSやwebサイトを活用しての営業もできなくはないです。

逆にすでに他の業種で仕事をしている人。その場合働きながら空いた時間で「作家」としての価値を高めれば、安定した収入を得ながら神絵師を目指せます。活動を続ける限り、いずれ副収入に繋がるでしょう。

そして絵のために会社をやめる、あるいはニートの状態からクリエイターを目指すようなチャレンジャー。この場合とにかく時間にもお金にも追われる可能性が高いので、なるべく早い段階で個人依頼を受けてしまうのをオススメします。


とはいえ、どのタイプを目指すにせよ、活動を続けていけば実力も上がるしSNSのフォロワーも増やしやすくなります。そうすれば今まで技術を売っていた人がsnsやyoutubeの活用で作家として活動することも容易になるし、逆もまた然りです。最終的には作家と技術者の二刀流で戦う感じになると思うので、なんだかんだやりたいようにやるのがいいかもしれない。

ただ今の時代、絵の上手い人が多すぎるので技術力よりは作家性で勝負したほうが競合しづらい気はします。そんな話でした。

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365日絵の練習をしている藤依しのです。練習記録や思ったことなどを更新してます(*゚ー゚*)ゝ 🍀twitter : https://twitter.com/fujii_shino 🍀blog : 
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