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目指す絵柄一つに絞れないやつ

わ た し で す


上手くなりたいなら「上手い絵を真似しろ」という話はよく聞くけど、魅力的な絵が多すぎてどれを真似すれば良いのか迷ってしまうこと、あると思う。

これに関してイラストレーターのさいとうなおきさんは「目指す絵柄は一つに絞った方がいい」仰ってました。絵柄ころころ変えると広く浅くになって効率が悪いので、これはそのとおりだなと思う。


でも真似した結果「やっぱ違うかも…?」なんて思うこともあるじゃん…?
誰もが自分の目指す道をはっきり自覚してるわけじゃないのです…

実際のところ僕はそれで一年以上迷走してます。
ただ色々やってて思ったことが一つあるので、今はそれだけ話したい。


◆◆◆上手すぎるイラストは罠◆◆◆

どうせ目指すんだから、誰が見ても明らかに画力が高いあの人にしよう…!ってなる人いると思うんけど、たぶん挫折します…

絵柄って、技術なんですよ。顔はこう描くと可愛いとか、身体はこう描くと立体的に見えるとか、そういう技術が集まって一つの絵柄になるわけ。

で、絵柄を真似するってことは、この技術を一つ一つ分解し習得するってことなんですね。目指す絵のレベルが高すぎると、この分解が上手くできず、全部習得するのもめっちゃ大変。だから挫折する可能性が高いのです…


個人的には「何もかも完璧!」というイラストよりも、「ギリギリ目指せそうな程度」の「好きなイラスト」にしたほうがテンポ良く上達できると思う。


◆◆◆使いたいと思った絵柄はチャンス◆◆◆

あとは上の条件に加えて、「この人にこのキャラ描いて欲しい」とか「この絵のグッズ欲しい」とか「この人にキャラデザして欲しい」とか思ったやつは特に優先して目指して良いかなと思う。


この「〜して欲しい」は自分にとっての「〜したい」とほとんど同じです。

つまりそう思った時点で「どんなイラストが描きたいのか」がはっきり見えてるんですね。
「ただ上手くなりたい」と思うよりも、モチベが上がりませんか?


ちなみに僕はこの絵柄を後回しにした結果、一年近くかけて元の絵柄に戻ってきました。
「これが描けたらかっこいいだろうなぁ」という絵柄よりも「この絵欲しい」と素直に思える絵のほうが何だかんだやる気出ます…


◆◆◆なんか違うと思ったら切り替えていけ◆◆◆

要は周りから見て上手い絵より、自分にとって良いと思える絵のほうが目指しやすいって話でした。


ただ最初に言ったとおりどれだけ理想だと思っても「真似したけどなんか違った…」みたいなこともある…そういう時はさっさと別な絵柄に変えたほうが良いと思う。

無駄足を踏まない意識は大事だけど、たとえ間違えても別にいいやと思えるくらいの気楽さも必要ですね。何もしないよりはマシみたいな。


ちなみに真似が難しいならメイキングとか漁ったほうが良いですよ。
イラストだけを見ていてすべて理解できるほど単純じゃないので…

今はyoutubeとかでプロのメイキングが見れるので良い時代です。
上手い人は大体倍速してるので、0.25倍速にして見るのがちょうどいいかも。

生放送とかしてるなら見に行くのもいいですね。
誰でも自由に色んなコンテンツが見られる時代だからこそそういう積極性が必要になってきてると思う。


いやそれは昔からか。以上、そんな感じでした。

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