[映画]惡の華
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『惡の華』
押見修造さんの人気コミックの実写映画化です。
監督は井口昇さん。
伊藤健太郎さん演じる高男が、憧れの女子・佐伯奈々子のブルマをつい盗んでしまったところを、クラスの問題児・仲村佐和(玉城ティナ)に見られてしまい。
そこにつけ込まれた高男は、佐和の奴隷状態に。
中盤くらいまで、めちゃくちゃ面白かったんですよね。
自分の変態的な一面をバラすと脅されながら、佐和からめちゃくちゃな指令を受けるうち
いつしかそんな佐和にただならぬ想いを抱くように。
人間なんて、みんなどこかしら理性でストッパーをかけながら生きてるもんで
それを取っ払われたらどうなるのか?
どうなった時に取っ払ってしまうのか?
その辺りの描写がすごく興味深く面白く。
前のめりに観ていたのですが。
途中から、佐和がなぜそんな風な人間になってしまったのか気になって。
複雑な家庭環境はあったにせよ、そこまで歪む理由に思えず。
はっきり言っちゃえば、薄く見えたんですよね。
思春期ならではの中二病。
それを「自分はまわりと違う特別だ孤独だまわりはバカだ」という思い込みで暴走。
しんどいすな。
高男が佐和に壊されていったように
佐和も、内側の狂気にアクセルを踏んでしまった理由が、僕は欲しかったです。
玉城さんの迫力あるお芝居は良かったんですけどね。
この原作の漫画は、いろんな人に勧められてまして。
結局、そちらを読む前に実写化された映画を観たわけですが。
まだ鑑賞熱が熱いうちに、そちらよ読まねばなあ。
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