[映画]ハスラーズ

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ハスラーズ

若手のアジア系ストリップ嬢デスティニー役にコンスタンス・ウー。
その店のカリスマダンサー、ラモーナ役にジェニファー・ロペス。
実際にあった犯罪をモチーフに作られた映画です。

リーマンショック後。
それまでバブリーな客たちで溢れていたクラブから客足が遠のき。
デスティニーたちの生活も困窮。
世間を不況に陥れたにもかかわらず、何食わぬ顔で暮らすウォール街のサラリーマンたちから金を巻き上げる策を思いつき…。

開始序盤のワクワク感たらもう。
ストリップクラブのゴージャスかつ猥雑な雰囲気。
特にラモーナの登場シーンなどは最高。

でもそれはいわば前振り。
本題はリーマンショック以降、デスティニーたちがどう男たちから巻き上げたか。
そこに入ってくると、何だか勢いがストップした気がしまして。

結局は実際の犯罪を描いた物語ですからね。
いろんなパターンありますが
善人が流れに逆らえず犯罪に手を染めてしまうとか
虐げられてるうちに潜んでいたサイコな一面が剥き出しになったりとか。

なんだかその辺りが中途半端に感じて。
デスティニーは加害者なのに、どこか被害者のような描かれ方で。
かと言って、ウォール街の下心丸出しの男たちに同情もできず。

何となく女の友情物語っぽいテイストも入ってましたが、そこも共感しにくく。

ダンスとか犯罪シーンの見せ方がオシャレで、決してつまらない映画ではなかったんですが。自分の感情の持って行き方が難しく。
終わってみれば、なんだなモヤモヤして気持ちが残ってしまいました。














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