［映画］グレタ GRETA

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『グレタ GRETA』

監督はニール・ジョーダン。
クロエ・グレース・モレッツと、イザベル・ユペールのダブル主演です。

最近だと「IT イット」とか。
幽霊とか怨霊とか、なんならモンスター系のホラー映画もありますけど
個人的には、この映画のような「やべぇ人間」の方が、ずっと怖いんですよね。
極端な話、自分にも降りかかるかもしれないわけで。

そういう意味では「グレタ」役のイザベル・ユペールが、最高にキモ怖くてサイコ。
「そこに立ってるだけで怖い」
演出もありますけど、それを体現できる役者さんはそんなに多くないですよ。

偶然の出会いから、交流が始まった初老の女性グレタと、若いウエイトレスのフランシス。
未亡人で寂しそうなグレタにフランシスは親切にするが、ある時に彼女のやばい行動に気づき、距離をとろうと。
しかしグレタは、執拗にフランシスにつきまとい…。

物語が進むにつれ、グレタのさらなる異常性が明るみになり
クロエ演じるフランシスは、気づけば逃げ場がないほどに追い込まれ。

実際にそんなストーカー事件も数多くありましたが
警察は、何かしら事が起こってからでないと動いてくれないんですよね。

フランシスも、用心はするもののどこか楽観的で。
そこにイライラしたりも。笑
でも、相手はおばあさんですし。
「いざのなったら勝てるやろ」
もし僕でも、そう思ったかも。
しかしそれが命とり！

結末は最後の最後まで分からず目が離せず。
気づけば絶望の淵に落とされたフランシス。
そのまま終わってしまうのか。
何か逆転する術が残されているのか…。

こわ面白かったです。
グレタの小踊りは必見ですよ。きもくて。