貴方がリーダーならどうしますか?シリーズvol 110 辞めることが決まったスタッフの非協力的な態度が目に付いて、イラっとした経験はございませんか?
退社が決まったとたん、非協力的な態度が目に付くスタッフって、経験したことございませんか?
私どもの会社も、最近は無くなりましたが、以前はたまにありました。その頃は、『そんな態度で働いてくれるぐらいなら早く退社してほしい‥』とまで思ったこともありました。(笑)社労士さんからは、「強制的に辞めさせると、1か月分の給料を支払わなくてなならなくなりますよ‥」と言われ、仕方なく退社日まで我慢したこともありました。
現在、コンサルティングでサロンのスタッフさんからも多くの相談を受けることがあります。その中に、必ず出てくるのが、「うちのオーナー、辞めるスタッフに冷たいんです。辞めるスタッフを悪く言うんです。それを聞くのも嫌だし、それで社内の空気が悪くなることがあるんです‥」と‥
今考えると、以前の私も、同じようにスタッフがそう思って悩んでいたんじゃないかな?って思いますね。いや、多分そうです。(笑)
なぜ、そうなり易いのか?と言いますと、辞めると決まった瞬間から、オーナーは、残ったメンバーでのやり繰りのことで頭が一杯になりやすいので、辞めるスタッフのことが眼中から消えてしまうからかも知れませんね。少し言い訳(笑)
また、辞める=恩知らず あるいは、辞める=裏切られた と勘違いしているオーナーさんもたまにおられます。ですので、辞めるスタッフのことを悪く言うオーナーさんが多いのも事実だと思いますね。
では、どうすればいいのか?と言いますと、辞めると決まったスタッフに対して冷たくするのではなく、逆に、退社日までは大事な社員なので、良くしてあげたい!という思いと態度で接することが大事だと思います。心情的には難しい事かも知れませんが‥。退社していくスタッフの退社後に、より関心を持ち、時には相談に乗ってあげ、退社後もよいお付き合いができるようにしてあげます。
そうなれば、必然的に、最後まで協力的なスタッフでいてくれる可能性は上がりますよね。また、オーナーが辞めるスタッフに対しての接し方を一番見ているのは、残ったスタッフですよね。それを見ているスタッフがいずれ退社せざる負えなくなったときに、良い辞め方をするのか?それとも、モメて辞めるのか?は、オーナーの辞めるスタッフへの接し方次第だと思いますね。
辞めると決まったスタッフだからこそ、『力になってあげたい‥』という思いが、残ったスタッフにいい影響を与えることは間違いないと思います。
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