貴方がリーダーならどうしますか?シリーズvol 82 忙しくなると、決めたことができなくなる‥とお悩みのリーダー必読! part2
ミーティング等で決めたことが、暇なときにはできるが、土日など、忙しくなるとできない‥そんな経験ございませんか?
part2では、徹底力を上げる3つのコツの中の2つ目をご紹介します。
2.作業場感覚からクオリティー重視のサロンへ変えるためのコツ。
忙しくなると、決めたことができないサロンの特徴として、作業場感覚で仕事をしている体質があると思います。作業場感覚とは、とにかく急いでお客様を回していく感覚です。まるでお客様をベルトコンベアーの上に乗せて作業をしている感覚でしょうか‥(笑)
作業場感覚体質のサロンは、作業効率を一番に考えていますので、クオリティーよりも、作業効率を優先にしていることが多いです。
一例として、
シャンプー台の下に、常に雑巾が置いてある。※濡れたら足ですぐに拭けるから(笑)
ホウキや塵取がお客様に見えるところに置いてある。※すぐに掃けるように‥
受付台の上には、ボールペンやカルテが散乱している。
ディーラーさんが持ってきた商品が、一日中、段ボール箱に入ったまま、受付の前に置いてある。
シャンプー台の使用済みのタオルが、はみ出ていたり、お客様用のひざ掛けが、ぐちゃぐちゃに放置してある。
お客様の目に入るものは、お洒落なものだけにしたいですよね。以前、私のサロンでは、棚の上にウイッグ(毛の付いた練習用の人形)が、こちらを向いて置いてあったことがありました。(笑)小さなお子さんがよく泣いていました。
作業場感覚体質のサロンは、忙しくなると、バタバタし始め、笑顔が消え、無言で作業をし始めます。バタバタしている余裕のないスタッフを見て、待たれているお客様までもが、イライラしてきます。
この原因は、忙しくなると、「急いで!急いで!」と急かす雰囲気がそうさせていることが多いと思います。サロンワークの本番中に急がせるのはタブーです。練習中にタイムを入れ、しっかり時間を意識させ、試験もタイムを厳しく審査し、本番(営業中)はリラックスした状態で、クオリティーの高い仕事をさせることが大切だと思います。
バタバタ状態は、一人イライラし始めると、スタッフみんなに伝染していきます。伝染経路は、アシスタントへの指示伝達です。
指示伝達を行う際、険しい表情で、早口で、エラそうに指示を出すと、楽しくお客様とお話していたアシスタントまで、無口になってしまいます。
ですので、作業場感覚から脱皮するために、アシスタントへの指示伝達から変えると効果的です。
アシスタントへの指示伝達 3つのお約束
1.さわやかな笑顔で、
2.ゆっくりとした口調で‥
3.敬語でお願いする。
どんなにお忙しくても、3つのお約束を守りさえすれば、バタバタした状態は激減していくと思います。
指示を受ける側もルールがあります。
復唱確認を『はい、喜んで‥』のイメージで‥
「ロットの10㎜ですね。はい、かしこまりました♬」を「はい、喜んで‥」のイメージで受け答えする。
この指示伝達のやり取りを徹底すれば、忙しくても、決めたことが徹底できる土台作りができます。
お店のトップやスタイリストが、作業場感覚ではなく、クオリティー重視のサロンを目指そう!と決意した時に、忙しくても徹底できる「徹底力」がついてくると思います。
ご参考まで‥
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