貴方がリーダーならどうしますか?シリーズvol 98 自分のやり方を曲げない頑固なスタッフに、業を煮やしているリーダー必読!

 何度言っても自分のやり方を変えないスタッフって、どう対応していますか?キャリアの浅いスタッフでしたら、頭ごなしに𠮟りつければいいかもしれませんが、ある程度キャリアを積んだスタッフには、頭ごなしというわけにはいかないですよね。(笑)

 ベテランになればなるほど、自分のやり方に固執してしまい、新しいやり方を受け入れないことってありますよね。みんなで歩調を合わせたいときには、足かせになることもありますよね。

 ベテランスタッフを変えることは、新人を育成するより難しいことかも知れませんね。

 ベテランスタッフを変えるためには、先ずはベテランスタッフの『存在』を認めてあげることからだと思いますね。特に、別扱いされがちなベテランスタッフは、疎外感を感じやすいこともありますので、存在価値をしっかり認めてあげることは、受け入れてもらうための土台づくりになります。

 受け入れてもらえていない状況では、何をどう説得しても響かないことが多いですよね。時間がかかるかも知れませんが、『信頼関係の土台作り』は必要だと思いますね。

 次に、ベテランスタッフのやり方を頭ごなしに否定するより、逆に、一旦は、やり方を認めてあげた方が賢明だと思います。やり方を認めて上げたうえで、『結果にフォーカス』していきます。『結果を変えたいのか?どうか??』に、話の焦点を集中させます。やり方を変えないベテランスタッフは、当然、結果も変わらない状況が続いていますよね。ですので、やり方方法よりも、結果を変えたいのか?どううか?に、論点を集中させることに成功できれば、つまり、ベテランスタッフが、結果を変えたいという気持ちにさえなれば、ベテランスタッフを半分は変えることに成功できています。

 次に、結果を変えるためには、今のそのままのやり方で変えることができるか?どうか?をヒヤリングしていきます。決して、頭ごなしに、「今のやり方では無理ですよね。」とは言わないようにします。

 頭ごなしに否定するより、「勝算はどれくらいあるのか?」を聴いていきます。『結果の見込み』を聴いてあげることによって、『冷静に自分のやり方を見つめなおす』きっかけを作ることができると思います。

 それでも、自分のやり方に固執している場合は、一旦そのやり方で進めさせてみて、自分の見込みが適正だったか?甘かったか?を体験させ、振り返りを通じて、今のやり方では結果は変わらないことを実感させます。

 整理しますと、

1.『存在価値」を認め、信頼関係の土台作り

2.『結果にフォーカス』し、『結果を変えたい‥』という気持ちに‥

3.今までのやり方の勝算度(結果の見込み)をヒラリング

 頑固なベテランスタッフを変えるためには、多少手間が掛かりますが、必要な手順だと思います。

 お試しください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?