貴方がリーダーならどうしますか?シリーズvol 96 明らかに来店サイクルが延びている‥という悩みをお持ちのリーダー必読!part2

 part1では、お客様の来店サイクルが売上に大きく影響するお話をさせて頂きました。例題として、年商3,600万、平均客単価8,000円、平均年間来店回数3.5回の場合、『来店サイクルを一週間縮めた場合は年間270万の増収』、『一週間延びた場合は年間217万円減収』するという話をさせて頂きました。

 あくまでも計算上ですので、確かなデータではないのですが、言えることは、同じ顧客数でも、来店サイクルによって大きく売上が変動するのは確かですね。

 では、来店サイクルは、縮めること可能なのでしょうか?通常ヘアサロンに行くタイミングは、お客様自身の判断ですので、こちらでコントロールするのは、簡単なことではないですよね。

 しかし、同じような立地、客層、単価、コンセプト‥でも、来店サイクルがお店や美容師さんによって大きく違うのは、なぜでしょうか??

 来店サイクルが短いサロンや美容師さんは、明らかに『お客様のご来店をコントロール』できているからではないでしょうか?

 お客様のご来店をコントロールするためには、『次回提案』と『次回予約』のアプローチを徹底して行うことだと思います。

 『次回提案』と『次回予約』どちらのアプローチも、先ず必ず必要なのは、お客様にご来店の目安を丁寧にお伝えすることですね。どれくらいの日数が経過すると、どこがどのように重たくなり、どこがお手入れし難い状態になるので‥という事を丁寧にお伝えすることによって、お客様に、ご来店の目安を認知して頂く事が大事ですね。

 お客様の記憶の一部に残すことができれば、実際にその日数が経過したときに、スタイルのバランスが崩れはじめ、少しお手入れし難くなり始めると、お客様の脳裏に、美容師さんのアドバイスが甦ることになります。

 地味な取り組みではありますが、親切心を持って次回ご来店の目安を丁寧にお伝えすることを徹底していけば、効果が見え始めると思います。

 次回ご来店の目安に絡めて、『次回予約』のアプローチをしていきます。次回予約をお勧めしても、多くのお客様は、こうお断りされますよね。

 「先のことは、予定が分からないので‥キャンセルしたら申し訳ないので‥」というふうに、お断りされると思います。

 その時には、「○○様は、大切なお客様ですので、○○様がご予約されたい時に、予約でいっぱいでお断りさせて頂きたくのが申し訳ないので‥キャンセルされても構いませんので、とりあえず、ご予約をされておくと、私たちも安心ですので‥。」とお伝えすると、ご予約してくださる可能性は上がります。

 『次回提案』のアプローチは、普段からお客様にスタイル提案をしっかりして、スタイルの主導権を勝ち取っているお客様の数が多ければ多いほど、お客様のご来店をコントロールできるようになります。主治医が患者さんのご来店をコントロールしていくような感じですね。

  『次回提案』と『次回予約』どちらも、親切心を持ってお勧めしていけば、お客様のご来店をコントロールしていけると思います。

 お試しください。

 

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