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忙しい人のための「エッセンシャル思考」

最近読んだ、「エッセンシャル思考」を
自分の備忘録もかねて、まとめていこうかなと思います。

結論

「より少なく、しかしより良く」

この本を一言で言うと、この考え方です。

① 大切なことは全体の20%であることを意識する。
② それを理解したうえで、大切なことは何かを判断する。
③ 大切でないことは思い切って捨て去る。

<補足>
頑張るだけではない(= エッセンシャル思考) 最大限のパフォーマンスを出すしくみ作りが大切


Part1 エッセンシャル思考とは

一言でいうと「より少なく、しかしより良く」

本質だけに注目し、その他のノイズのような情報・タスクに惑わされないようにする思考のことを言います。

本質を見失うことによる損失は莫大です。そして、優秀な人ほど見失いやすいというパラドックスを孕んでいます。それは成功という経験から「なんでもやろう」としすぎてしまうから。

一度原点に立ち返って、「何が一番大切なのか」選択する必要があります。「そして何かを選ぶ」ということは、「何かを捨てる」ということです。何かを捨てるときに「もったいない」と思うのではなく、「これを捨てなかったときに何が得られないか」という機会損失の観点を持ちましょう。


part2 見極める技術

本質を見抜くためにはどうすればよいのか。
下記4つを意識しましょう。

【孤独】考えるしかない状況を作る
1人で個室にこもるなどして、考えるしかない環境を意図的に作りだします。
会議などに参加しすぎず、1人で集中できる時間を持つように心がけましょう。読書をするのも良いです。

【洞察】大局観を持つ
細かいところを考えるのではなく、大局観をもって全体像を眺めましょう。
情報をフィルタリングするとやりやすいです。

【睡眠】8時間は寝なさい
時間がないときに削りがちなのが睡眠です。しかし、睡眠はとても大切なので削ってはいけません。時間を捻出するのではなく、不要なタスクを削って効率的に時間を使いましょう。

【選抜】基準をもうける
90点ルールを設けましょう。点数化したときに90点に達したもの、何の迷いもなく、「これだ」と思えたものだけ実行しましょう。少しでも悩んだものは基準に達していないと判断してよいです。


part3 捨てる技術

大切でないことを捨てるためにはどうするか。
その具体的なテクニックは下記4つ。

【目標】明確な目標を決める
曖昧な目標ではなく、できるだけ具体的な目標を立てましょう。
現在実行していることが、その目標に真っ直ぐ向かっているかを判断して、少しでもズレていれば、それは捨ててもよいタスクです。

【拒否】レパートリーをもつ
大前提はpart2の「何が大切か」を判断できることです。
判断できなければ、拒否することはできません。
判断できた上で、断りづらい場合もあるはずです。
そのときのためにレパートリーを持っておきましょう。
一番良さそうだったのは「一旦検討して後ほど連絡します」のように
持ち帰って後回しにする方法。

【キャンセル】途中でもやめる
一旦始めたことを途中でやめることは勇気が必要です。
「もったいない」という考えは捨てて、「これをやり続けることによって生じる損失は?」「今からこれを0からやるとして、それでもやる?」と考えてみましょう。

【線引き】境界があれば自由になれる
めんどうなタスクもそうですが、人間関係にも境界線をひくとよいです。その方法の1つに「契約を結ぶ」というのがあります。約束事も境界線の1つで、それを守ることで、苦手な相手とでもうまくいく可能性があがります。


part4 しくみ化の技術

下記のようなしくみ作りで、エッセンシャル思考をより具体的にしていきましょう。

【バッファ】余裕をもって見積もる
「最悪のケースの見積もりよりも、実際には時間がかかる」という研究結果がでています。思い切って最初の見積もりの1.5倍の時間を結論にした方がよい場合が多いです。

【習慣】本質的な行動を無意識化する
本質的なことが決まっても、実行できるかは別問題です。生活の一部として習慣化できれば、無意識的に実行できるようになります。

【集中】集中、今何が重要か
過去や未来に思慮をめぐらせるのではなく、「今現在、何が重要なのか」を常に考えるようにしましょう。迷った時は、常にこの意識が大事です。


最後に

だいぶ内容を省略しています。
上記の内容が、具体的な体験や、研究結果をもとにより具体的に書かれているので、興味があればぜひ読んでみてください。

字ばかりで読みづらかったかもですが、参考になると嬉しいです。

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