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8歳息子の母、キレる。

何をかくそう私は息子の友だちに
「怒ったことあるの?」
と訊かれたことがある!
(なんでかえらそうに自慢してみた)
『怒らなさそうな母』なのである。

私は自分に自信がない。
そして「自分が正しい!」という人をあまり信用出来ない。

だから子どもに対して怒るのも叱るのも苦手。
ルール違反だったり危ない時も「ダメ!」と言うのではなく、
「(これこれこういう理由で)それは止めておいた方がいいのでは」
という伝え方を息子にもしてしまう。
ありがたいことに息子は良い子くんなので、
その程度の制止で止めてくれる。

長い枝を手に持ってるくらいで怒ることはないし、
振り回していたって周りに人がいなければ口を出すこともない。

しっかり言えた方がよかったりもするのだろうけど。


そんな『怒らなさそうな母』、
困ったことに「キレる」ことがある。

これは「怒らなきゃ」とか「叱らなきゃ」とかは次元が異なる。
…よほど低次元。
自分の許容量が足りずに爆発している。
人間性の問題だ。

今日は久々にキレた。
予兆は朝からあった。

8歳息子は話したことをこちらが覚えていない時、
怒ることがある。
まぁ、こちらは大概我慢している。
今朝は
「通学路の看板に書いてある文章」を私がピンときてないことに腹を立てていた。
雨が降っているのに「見に行こう」と言ってくる。
「朝ごはん…誰が作るの?今日はカラオケに行くんでしょ?」
と言ったら怒りながら地図を描き始めた。
大人しく説明を受けましたよ。
朝ごはんも作らず。
やはり思ったとおり、その看板は私と息子が一緒に見たことなどない看板だった。
これまで会話に出たこともない。
なのに、朝ごはん作るの中断させられて怒られるって何?
途中で起きてきた夫は息子が描いた地図を褒めていたが、
私はもやもやしていた。
朝ごはん、これから作らないかんの?
カラオケに行く気分でもない。
作ったし行ったけれど。

でキレた本番はカラオケ帰宅後。
(午前中カラオケしてきました)
けっこう疲れて(体力ないので…)急いで昼ごはんの準備をして
「お昼だよ~」
と私は言った。

8歳息子「え~…(遊びたい)」

たったそれだけ。
いつものこと。
いつもなら流せるさ。
でも今日の私は無理だった。
たぶんホルモンバランスもよろしくない。

「じゃあ食べなくていい!
置いておくから好きな時に食べて!
ただ私とお父さんは食べるから場所空けて!」

そしたら8歳息子、
「びええ~ん」
と泣いてまとわりついてきた。
「一緒に食べるぅ~」

私「いいからテーブルの場所空けて!
 ここでウロウロされても誰も食べられないじゃん!」

で、8歳息子、
テーブルを片付けようとして父のコーヒーを倒し、
図書館で借りた本が濡れた…
ごめんなさい…。

母がキレてはろくなことがあるはずがない。

疲れているのは私の方なのかもしれない。

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