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長崎大学、養殖魚の飼料になる「ミールワーム」の育成装置共同開発

3月7日に
長崎大学は、養殖魚の飼料になる昆虫
「ミールワーム」の育成装置を長崎大学発スタートアップと共同で開発すると発表しました。

・養殖飼料の魚粉の価格高騰(カタクチイワシなどが主な原料)により、
資源枯渇の懸念が背景にあります。

具体的に、
・育成時に環境負荷が少ないとされる昆虫で代替し、海洋保全や水産業の低コスト化に貢献するために
甲虫類の幼虫「ミールワーム」を大量に育てる
という内容です。

欧州ではペット用の餌や家畜の飼料として普及しているそうです。  

長崎大学情報データ科学部の小林透教授らが、IT(情報技術)を活用して画像による生育確認や温度・湿度管理などができる生産システムを構築する。
海洋水産に詳しい長崎大の知見を取り込み、効率的な生産を目指す。
同大の技術補佐員、橋爪海氏が設立した水産技術スタートアップの「Booon(ブーン)」(長崎市)が、食品会社からの資金調達や工場の設立などに取り組む。
「昆虫の生産では省力化やリサイクルも課題となる」(小林教授)。
長崎大学生活協同組合と連携して弁当の食べ残しを餌に使うほか、個人が昆虫育成を副業でも取り組めるよう、10平方メートル未満の敷地に設置できる小型コンテナも開発する。  

昆虫を養殖魚のエサに 長崎大学など、育成装置開発へ:日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOJC070JJ0X00C23A3000000/



ミールワームとは?


ゴミムシダマシ科の幼虫のこと。
イネ科の植物を好んで食べる虫として知られており、麦や米が貯蔵されている倉庫などに住み着いていることがよくあります。
その為、貯穀害虫として嫌われる存在ではあります。

そして
動物性たんぱく質が豊富。

釣りに使う餌というより、ペットに与える餌としてよく知られているそうで、
主にトカゲやハムスターなどが好んで食べるそうです。

最後までご覧いただきありがとうございます!
#ミールワーム #養殖 #海洋水産  

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