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碓氷峠路探訪 最終回

みなさん、おはようございます。
ウェルビーイング・ビジョナリーコーチのフジガッキーです!

これまで4回にわたり書いてきました「碓氷峠探訪」もいよいよ最終回となります。今回は、アプトの道終着点「熊ノ平」です。

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トンネルの中はこんな感じ


めがね橋を過ぎると、6号トンネルから10号トンネルまで5つのトンネルが短い間隔で続きます。
全部で10個のトンネルのうち、半分がめがね橋を過ぎてからの約1.2㎞に集中している。ということはいかに勾配のきつい山の中を鉄道が敷設されたかが分かります。

そして、トンネルの中からの景色がこれ!

実は蒸気機関の時代に、煙を逃がす排煙口がつくられたものです。
トンネル内はほぼ真っ暗。なので、最初は明かりが見える、何だろう!近づいてみたらこの景色。なんだかホッとしました。

現在ではトンネル内も歩きやすいようにところどころ照明がついています。でも、午後6時以降は消されますので遊歩道は帰りの時間も考慮して行かれることをオススメします。


排煙口



紅葉とまだ青葉の共演!

唯一平坦な場所

アプトの道の最終地点、熊ノ平です。
ここは、信越本線横川ー軽井沢駅間で唯一平坦な場所だったため、熊ノ平駅では、上下線の列車が待ち合わせてすれ違いをしていました。

ここから見える紅葉はとてもきれいで、当時もさぞかし乗降客で賑わっていたのだろうと、想いを馳せました。


熊ノ平駅跡

でも、忘れてはいけないことがあります。

すぐ近くに、乳飲み子を抱える若い母親という母子像が建っています。それが、熊ノ平駅殉難碑です。
昭和25年6月8日、突然の悲劇が起きました。
大雨が降り続いた影響で、トンネル付近で山崩れが起き、トンネルで作業中の作業員38名と、土砂に飲み込まれた職員官舎にいたご家族12名の尊い命が犠牲になりました。この犠牲者を慰霊する殉難碑です。


古の足跡を訪ねた旅


今回は、紅葉を見にと気軽な気持ちで誘われて訪れたのですが、古の足跡をこの足でたずねた、思い出深い旅となりました。

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全5回にわたる「碓氷峠探訪ーアプトの道」
いかがだったでしょうか。
お読みくださり、ありがとうございました。


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