人間の記憶方法のしくみ(長期記憶編)
どうもフジフジです!
前回は短期記憶について、解説しました。
今回はその続きで、長期記憶について説明していきたいと思います。
それでは学んでいきましょう!
長期記憶
まず、長期記憶の全体像は以下のような図となります。
今回は実験からこうなりました
という説明ではなく、皆さん自身の経験をたどれば、「確かにこの記憶はあるな」という風に思えると思うので、具体的なエピソードによって、説明していきたいと思います
具体例はこちら。
そう、皆さんが使っているスマホです。
もうこの時代であれば、ほとんどの人が使っていますね。
だからこそ分かりやすいとおもい、例としてスマホを利用しますね~☺️
宣言的記憶
宣言的記憶とはWhatの記憶、つまり何であるかという記憶のことです。
また、言葉にできる記憶のことでもあります。
まずスマホの特徴をあげてみましょう。
なんでも良いです。
例えばカバーがあったり、
カメラがあったり、
様々なアプリがあったり、
このように、スマホとは何であるかの記憶のことを意味記憶といいます。
またスマホに関する出来事についても思い出してみてください。
例えば、勉強をしてなくて親にスマホを取り上げられた
スマホを落して、画面がバキバキになってしまった。
このような、ある対称に対する記憶のことをエピソード記憶といいます。
意味記憶もエピソード記憶もいずれも記憶にあるかどうか意識される記憶であるので、
顕在記憶ともいいます。
言葉にできる宣言的記憶(顕在記憶)は、意味記憶とエピソード記憶に分けられるんですね~。
手続き的記憶(潜在記憶)
一方、記憶にあるかどうか意識されない記憶である、手続き的記憶(潜在記憶)というものがあります。
手続き的記憶はhow,つまり「どのように」についての記憶です
例えばスマホのゲームで例えてみましょうか。
かなり自分の腕(技術)がためされるゲームにはまり(僕で言うとFPSゲームとかそんなかんじです)、ある時飽きてしまいやめて、そのまま10年以上やらずにすぎてしまったとします。
もし「そのスマホのゲームをまた上手にプレイすることができるか」と聞かれたらどうします?
おおくの人は、とにかくやってみないとわからないと答えるでしょう。
十年は流石に
厳しいとおもいますね(笑)
このように体で覚えた記憶、技の記憶は手続き的記憶です。
それ以外にもプライミング記憶や、古典的条件づけもあります。
例えば、自分が使っていた古いスマホがあったとして、そのスマホを使うと幼い頃の記憶が浮かんでくる・・・などの経験はあったことないでしょうか。
このように、ある事柄に対して見聞きしておくことにより、別の事柄が覚えやすくなったり、思い出しやすくなることをプライミングといいます。
古典的条件づけは「パブロフの犬」で有名ですね。
まず、
犬に肉を与える → 自然と唾液がでてくる
これは普通の反応ですね。このような先天的な反応を無条件反射といいます。
そして次に、犬に肉を与える前にベルを毎回ならすようにします。
それを繰り返していくと
ベルをならす → 自然と唾液がでてくる
ベルをならすだけで、唾液がでてくるという反応になったのです。
もとからあった反応(無条件反射)を、何かしら別の刺激に対応するような反応(条件反射)にすることができたのです。それが古典的条件づけです。
以上が長期記憶についてでした。
この図は大事ですね。
短期記憶と長期記憶について曖昧になっていることがすこしでも解消できましたでしょうか。
今度記憶のことについて書くなら、記憶力をあげる方法について書きたいですね。やっぱり日常にどう生かすの?という部分が皆さん知りたい人が多いと思うので。
今回は以上です。ありがとうございました!
参考文献
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