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【連載小説】雲の中のマンゴー

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この小説は、自動車部品メーカーを営む静岡の中小企業の若き経営者「沢村 登」が、雲を掴むがごとく様々な問題や課題に直面しながら、企業グループの新しい未来づくりを模索し農業という新事…
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2022年2月の記事一覧

雲の中のマンゴー|#26 秋山夫婦とIoT

▼前号を読む ▼最初から読む 第26話 「第5章~その3~」 前回のヒアリングから2週間後に秋山夫婦が再来園した。 「沢村さん、前回ハウスを見せていただきそしてお話を伺ってみて、まずは頭の中のイメージを画にしてみました。こちらをご覧ください。」 「おおぉ!なんかスゴイ感じがする。」 「いやいや、これはあくまでも今後の社会の動きと沢村さんのやりたいことや夢を連動させてビジュアル化したものですよ。もしイメージが違うところは修正していきます。 いいですか沢村さん、スマー

雲の中のマンゴー|#25 あなたいい線行っているわ!

▼前号を読む ▼最初から読む 第25話 「第5章~その2~」 「まずは、現状の解決したいことからお話しします。先ほども少し触れましたが、なんと言っても、アザミウマ対策ですね。スマート農業化によりピンポイントでの農薬散布を実現したいです。具体的には、ドローンを活用するのですが、飛行型ドローンに内蔵されたセンサーでアザミウマを検出して、その処理として、この飛行型ドローンと農薬噴霧器を備えた走行型ドローンにより、自動でその場所のみに農薬を散布してもらいます。これにより、資材と

雲の中のマンゴー|#24 ヒアリング

▼前号を読む ▼最初から読む 第24話 「第5章~その1~」 「おっ、おい、真子さん!」 秋山好之は沢村登の表情の変化を見て慌てた。 「なに!?」 なぜか、真子も眉間に皺を寄せる。 「あっ、スイマセン沢村さん!妻はIoT関連の仕事が多く工業系から農業参入する企業さんのサポートに多く携わっていて…. その.. きっと.. 少し心配になったのかなと思いまして。。」 「んん… ちょっとビックリしましたが。。気にしないでください、ごもっともな質問だとも思いますので。」