ゆゆ式はすごい(2023/10/9)
ゆゆ式はすごい。
ゆゆ式は日常すぎる。あまりにも。
何も起こらない。事件もない。胸キュンもない。女の子しか出てこないのにわかりやすい百合要素もあまりない。進級・卒業でハラハラする展開もない。喧嘩もない……。
だがそれがいい。何も起こらないからこそいい。ストレスがなく読める。スルッと読めちゃう。ざるうどんみたいな漫画。
頭のいいボケ役のゆずこ、天然お金持ちの縁、ツッコミ役の唯の三人のバランスがあまりにも良すぎる。会話の引っ掛かりがない。仮に引っ掛かりがあったとしても岡ちー(岡野佳)がもっと強いツッコミを入れてくれるので安心だ。
なんかゆゆ式って女子の会話の感じでもないし、男子の会話でもなく「ゆゆ式」の会話な気がする。気がするだけかもしれない。
でも内容を覚えていない。1巻の最初の方しか思い出せない。良かった(面白かった)記憶だけが残る。
そういう意味でゆゆ式は「会話」だ。最高に面白かった「あの時・あの頃」の「会話」だ。会話はどう頑張っても忘れてしまうものだ。しかし記憶に残らなくてもあの時の「感情」は覚えているはずだ。
それこそが「ゆゆ式」なのかもしれない。
終わらないでくれ。「青春」を終わらせないでくれ。しかしいつかは終わりが来る。月刊連載だし。こわい。終わったとき、僕は気持ちを抑えることができるのか。
青春とは関係なくショックは受けると思う。10年近く読んでるし。中学の頃から続けて読んでる唯一の漫画だし。
色々と言ってますが、実は私、「ゆゆ式」のアニメを見たことがない。僕自身アニメをあまり見ないということもあるが、声優が合っているかこわい。いや、合わなくても自分から合わせに行けばいいのだけども。でも怖いんだ。解釈不一致が起こるのが。
アニメも10周年。いつかは見ないといけない。ゆゆ式ファンとしては見ないのはちょっとアレだし。頑張ろう。
長谷川ふみが好きな藤倉キョウでした。
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