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私とお酒

私はお酒が好きです。

特にジン。
爽やかな香りと甘くない口当たりが好きです。

しかし妊活を始めて、止めました。

病院で言われたわけではないのですが、妊娠しやすくするためお酒は控えた方がいいとネットで読んだからです。
今考えれば、まとめサイトのような引用さえ書かれてないサイトだった気がします。
でも早く妊娠したいそんな一心でそのまま鵜呑みにしました。
自分だって人体のことは習ってきたはずなのにそんな知識ですら霞むぐらい簡単に調べられて簡潔に自分の答えを出してくれるネットにすがったんです。
看護師として患者さんにネットの情報に惑わされないよう自分の症状を検索しないよういっているのに、自分の立場になるとネットの情報で私生活に縛りを作ってフラストレーションを溜め続けているという…。
ほんと、患者さんの立場を学びました。

そんなこんなで3年禁酒して、、
色々あって今体外受精というステップになった時
仕事も自分の思い通りにできない、体もだるくて、
毎日の体調変化に一喜一憂する毎日にへとへとになっていました。

そんなある日、たしか生理が終わって2日後ぐらいの土曜日旦那に言われたんです。

『今日は少し飲んでみるのはどうかな?』

その瞬間はハテナしか頭に浮かばなかった気がします。
だって次回の移植ができなるなるかもしれない、なんて思ったです。だつだ
でも
『少し好きなこともしてみようよ』
『頑張ってるんだから少し力を抜いてもいいんだよ』

滝の周りに弾けた霧のように旦那の優しい言葉がマイナスイオンみたいに私に染み込んでいったんです。

妊娠はしたい。その気持ちが3年で凝り固まって何にも考えない妊娠希望マシーン化した私はオズのブリキの木こりになってたんだと思う。

その日、グラス一杯の白ワインを飲みました。
そのワインが写真のワイン。
サンクルーゼさんの毎年出してるワインなんだけど
2020年のが美味しいと友人に聞いて、買っていたんです。子供を産み終わったら飲もうねって旦那さんと約束して…

でももう先が見えないので開けました。
期限のあるゴールがあれば我慢ってできるんです。
だってあと何日、あと何ヶ月…って数えられる。

しかし、残念ながら妊活ってゴールはあっても期限がないんです。 
ゴールが来月かもしれない、でも極論ゴールが来ないこともあるんです。

ワインも熟成しちゃうよって突っ込みたくなります。もしかしたら旦那さんは突っ込んでたのかもしれない。

でも夢中になってる私に水刺すことは言わず、一年大切にして私が崩れかけてるタイミングで言ったんです。策士です。

そんな策にハマったというか、現実に引き戻されたというか肩の荷を一つ下ろして飲んだワインはマスカットのフルーティーな香りと甘口のワインが私を優しく満たしてくれました。

もちろん、飲み過ぎはダメです。
妊活云々ではなく体のためにも一回の量が多いのも、毎日休みなく嗜むのもあまりお勧めしません。
でも好きだったことを少しするぐらいの余裕を持って妊活と向き合いましょう。

長い付き合いかもしれません。

自分を追い詰めず進んでいこう。

(※医師に禁酒を勧められてる人は少しでもやめてくださいね。)

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