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書くことがないって話

書くことがない
書こうって思うことがない


学びが減ってきている訳ではない。
四国に入って最初の県である香川県でも多くの学びがあった。

香川のため池文化や瀬戸内海の塩作り、和三盆がどうやってできるか、金比羅山の文化、藍染について、和田邦坊という素晴らしいアーティスト。

でも書くに至らない。

僕の心にじんわりと染み込んでいくような、内に向かう性質のせいかもしれない。

思想や信条のように溢れ出るような外向きの性質のものの方が書きやすいのだ。

しかし旅が2年目になって、新たな思想が湧くことが少なくなった。

旅の中で多くの考えが頭を巡るものの、それらは既に何度も頭を巡っている奴らであり、価値観における新発見はめったにない。

代わりに、いまの価値観が深まっていく。強く確信したり、改めて体感することが増えた。

だから旅に飽きたとか、悲観的になっているわけではない。

安心してほしい。旅はまだ続く。

最近の新たな気づきといえば、
うどん屋だらけの香川県で蕎麦が恋しくなり、こんなにも蕎麦が好きだったのか、やはり自分は東日本の人間なんだ
って思ったことくらいですわ。

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