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全ての人が最も欲しいもの。

先日、仕事関係者の結婚式に招待され、参列した。

そこで余興に加わったのだが、その楽しい事楽しい事。
思い出すのは高校時代の文化祭や体育祭。
一体になって盛り上がり表現する。私は昔からそういうのが好きなんだと改めて感じる事ができた。

本当は余興の中にマツケンサンバⅡを踊る予定が、諸事情で無くなった。
心から踊りたかった。この世の全ての悲しみを奪う悪魔の曲と言われるマツケンサンバ。


以前水ダウで、確か『人はマツケンサンバを踊りながら泣く事などできない』という企画で数々の芸人が挑戦していた。皆一様にして泣こうとするも、悪魔の曲を前にして涙など一滴も出なかったのだが、キンタロー。さんだけは違った。意気込みで亡くなった母を想いながら踊ると言っていたのだが、見事に踊りながら泣いていた。あれは演技ではなく心から母を想っていたように感じる。キンタロー。さんは元々ダンスもプロで、ダンスの振りはすぐ自分のものにできた心の余裕もあっただろうが、母のおかげで私はこうして今ここにいる。というような気持ちが全身に表れていた。だから、全力でふざけているのが逆に本気に感じた。私はあのシーンをきっと一生忘れない。


そんなマツケンサンバⅡが余興で踊れる!と喜び、リビングでくつろぐ旦那の前でYouTubeのマジーの振り付け講座を真剣に観て踊る私。旦那も面白がって参戦してきたが『オレにはダンスのセンスがない…』とすぐに脱落した。そんな旦那をよそにサンバステップ自体は数分で足が覚えた。振りもそんなに難しくなかったが、音に合わせるととんでもなく超気持ちいい。一体なんだこれは。恐るべしマツケンサンバ。これ本番でやったらどうなっちゃうんだろう。。
とわくわくしていた分踊れなくて残念だったが、きっとこの伏線が活きる時がくるんだろうと希望を持つ事ができるのは悪魔のマツケンサンバⅡがかけた魔法なのだろう。


私が欲しいものはマツケンサンバのような歌や踊り、映画や舞台のようなドキドキする物語の中にある。
共通点は『味わいたい人生の感覚』
それはどこまでも広く深い価値観なんだと思う。
そしてその感覚がカウンセリングやコーチングでの心理職の中にもある。
今私は宝物を見つけた気持ちで毎日が彩られている。

大好きな椎名林檎さんの歌の中で
『笑ったり泣いたりできる事が素敵』という歌詞があるがまさにそれ。
味わえる人生の感覚。最も欲しいもの。あなたにとってそれが何か、私も見てみたい。



秋にある林檎さんのライブツアー、当選しますように…。




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