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CGCって知ってますか?

先日スーパーに行ったら、「CGCは地域のスーパーが結集した共同仕入れ機構です」というアナウンスが流れていた。CGCと聞いて東京の広告代理店にいた頃、加盟店に貼るポスターを作ったのを思い出した。二つに割れたリアルなスイカのイラストに、つけたコピーは「夏、まっぷたつ」だった。
 
CGCでは、カップ麺やお菓子、冷食や飲料など、多数のPB商品(プライベートブランド)を開発し、加盟する全国のスーパーに提供している。特長はメーカー品と同等の品質なのに低価格。それもそのはず、カップ麺なら日清、ポテトチップスならカルビーが作っている。もちろん同じ仕様ではないかもしれないが、味や品質は悪いはずがない。

スーパー富士屋の棚に並ぶCGCのカップ麺

日経MJの記事によるとCGCはセブンプレミアム、トップバリュに次ぐ第三位の売上を誇る。でも、CGCの名を聞いても何のブランドイメージも浮かばない。名前すら知らない人も少なくないのかもしれない。
 
それは、CGCが直消費者に訴える広告をしていないからだ。「メーカー品と変わらぬ品質を低価格で」そんなTVCMをやれば、売上を大きく伸ばせるはずだ。なぜ、それをしないのか。メーカーに商品を作ってもらう代わりに表立った広告はしないという密約でもあるのだろうか?

販売者「シージーシージャパン」、製造者「日清食品」とある。

とても不思議なPBなのだ。

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