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キャラクターコラボ入門(初版)

はじめに

街を歩いても電車に乗っても、TVやスマホアプリでも「キャラクターコラボ」が溢れています。

「え?あの会社がこのキャラクターとコラボを?」と感じることも多く、その意外さがインパクトになるし、何よりキャラクターが紹介することで親近感がわくようになります。

キャラクターには個々人の思い入れがあり「キャラクター × 商品・会社」だけでなく、「キャラクター × キャラクター」というコラボをすることで、色んなカテゴリの客層へ認知を広げています。

「キャラクターコラボができるのは大きな企業だけだ」と思いがちですが、実際にやってみるとコンテンツによってはコラボのハードルは意外と低いよ、ということをお伝えしていきたいと思います。

「お店や商品を認知させるためにコラボしてみたい」「このキャラクターが好きだからコラボしたい!」でもどうやったらいいかわからない、、、というキャラクターコラボに二の足を踏んでいる方々へのお力になれば幸いです。

◆目次

1、キャラクターコラボの第一歩
2、問合せ窓口はどうやって探す?
3、コラボ費用はどれくらい?
4、進め方概要
5、具体的な流れや細かい話

1、キャラクターコラボの第一歩

これは当たり前ですが「自分の商品やお店を持っている」ことが前提になります。
「自分の商品やお店に、大好きなキャラクターを登場させて新しい価値を生み出したい」という思いを持っている場合、すぐにでもやってみて欲しいと思います。

※以降の内容は興味のある方のみ読んでいただきたく、有料で提供させていただきます。20部まで100円で提供します。以降、加筆しながら価格を上げていこうと思います。

2、窓口はどうやって探す?

1)ホームページで探す

公式ページにライセンスの問合せ窓口がある場合があります。コラボしたい作品やキャラクターのホームページを見てみよう。

問合せ窓口を設定している例

手塚治虫プロダクション(鉄腕アトムなど)サンリオ(ハローキティなど)、チェブラーシカニトロプラス(刀剣乱舞など)

(これ、良い情報なので後でリスト化しよう)

2)展示会に行く

毎年ライセンスに関する展示会が開催されています。「ライセンサー募集!」とうたっているので、話がしやすいです。

(1)ライセンシングエキスポジャパン

(2)ライセンシングジャパン

3)とにかく問い合わせる

ここからちょっとハードルが上がります。

窓口の設定がなくても代表番号に電話して聞いてみましょう。教えてくれる場合もあれば、冷たくあしらわれるかもしれませんがダメでもともとです。

丁寧な会社であれば「それは○○社さんが窓口です」と教えてくれます。

また、アニメは制作委員会方式のため、どん会社が窓口が見えづらいです。そのためアニメ公式ページにのっている会社(すぐわかるのはアニメ制作スタジオぐらいですが、、、)に電話してみると良いでしょう。

こちらも「わかりません」と冷たくあしらわれるかもしれないし、丁寧に教えてくれるかもしれません。とにかくアタック!

4)調査会社の有料会員になる

もはやプロにお金を払って頼んでしまおう!というのがこちら。キャラクターなどのライセンス情報を専門に扱っている会社があります。

年間契約することで、商品化窓口の情報を随時教えてくれます。

(1)CharaBiz.com(年会費6万円:サービス内容

(2)ボイス情報(年会費7万円:サービス内容

3、コラボ費用はどれくらい?

一番気になる「コラボするのにどれくらいお金がかかるか」というところ。

2つのポイントがあります

1)ロイヤリティ
2)ミニマムギャランティ:MG(最低保証額)

1)ロイヤリティ

キャラクター権利の使用料です。通常は「商品の税抜き価格×○%」という計算。相場としては5%〜10%ぐらい。

例えば、1,000円(税抜)の商品に5%のロイヤリティがかかるとすると、「1,000×5%=50」で50円のロイヤリティを支払うということ。

「5%って安いな」と思うかもしれませんが、1,000円の商品の原価で50円は大きな費用だと思います。

2)ミニマムギャランティ:MG(最低保証額)

MGはキャラクターとコラボする「使用料の先払い」にあたります。
キャラクターによって、MGが設定されている場合とされていない場合があります。

(1)MG設定無し:厳密にはMGを権利者からの設定ではなく、使用者側からの提案で決定するということ。

企画段階で「ロイヤリティ5%、1,000円(税抜)の商品を500個つくります」と提示すれば「500×50=25,000」、初回生産で「25,000円を支払います」ということで、MGが25,000円になります。

初めてキャラクターコラボをする際には、リスクを低減するためにもMG設定なしの条件が良いと思います。

(2)MG設定あり:権利を使用するにあたり、先払いとしてかかる費用

例えば、10万円のMGが設定されていて、1,000円の商品をつくるとすると「100,000(MG)➗50(1個当たりのロイヤリティ)=2,000」で、2,000個分の使用料を先払いすることになります。

MGの金額は、人気のあるキャラクターは高くなる傾向、大きな会社が商品化窓口だと高くなる傾向があります。

【MG金額の例】

私が聞いたことのあるMG金額は10万円〜100万円。

MG金額は「すべてのアイテムをまとめて」計算されることが多いため、アイテム数が多い方が有利だと思います。

例えば、MGが10万円で1,000円の商品Aだけをロイヤリティ5%で商品化すると、先ほどの計算で2,000個分の使用料を払うことになります。
しかし、他に「500円の商品B」と「2,000円の商品C」があれば、それらを合わせて10万円にすれば良いので、、、

MG10万円、ロイヤリティ5%、商品A、B、C
商品A 1,000円ロイヤリティ50円
商品B  500円ロイヤリティ25円
商品C 2,000円ロイヤリティ100円

組み合わせ例
商品A500個、商品B1,000個、商品C500個

このように組み合わせて申請することが可能です。

しかし、私の経験上でも30万円が限度。
初めてコラボをする際にはできるだけ少ないMGで商品化できるように交渉しましょう。

ちなみに、認知度が低く「人気もこれから」のキャラクターは広く知ってもらうために商品化を進めたいので「MGが低い」または「MGが設定されていない」ことが多いです。

高いMGが設定されている場合でも、提案する商品に他社が真似できない独自性があればMGの減額交渉も可能と思います。

4、進め方概略

はい。なんとなくスタートする方法はわかったと思いますので、概略の流れを記載しておきましょう。
ステップ的には8段階ほど。

1)コラボするキャラクターを決める
2)商品化窓口を探して問い合わせる〜打ち合わせ
3)企画書作成、提出〜企画監修〜許諾
4)契約取り交わし(「デザインと同時進行、発売までに締結」が多い)
5)デザイン作成、提出(監修を受ける)
6)色校正サンプル作成、提出(監修を受ける)
7)製造数を決める、製造数の申請をする
8)見本サンプル提出、商品発売、ロイヤリティ支払い

詳しくは事項で説明していきます。

5、具体的な流れや細かい話

(現在執筆中)

終わりに

キャラクターコラボが上手くいく前提は、真にそのキャラクターに思い入れがあり、自社の商品と合わせて新しい価値を生み出せるかどうかが鍵になると私は思います。

キャラクターの特徴を理解せず「自社の商品を売りたい!」という思いだけで進めると、良い結果にはならない。

以前、町おこし前提で制作・放送されたアニメ作品がありましたが、それはアニメファン層から糾弾を受け、散々な結果になりました。

SNSが普及した昨今、そこに思い入れが存在するか否か、真に価値があるかどうかは利用者に伝わり、拡散します。

いくらお金をかけメディアを使って展開しようとも、それが真実であるかどうかは実際にそれを購入して利用したユーザーによって判断されます。重要なのは「良いものをつくる」ということ。

さぁ、今までファンだったけど近寄りがたかったキャラクターたちと共に新しい価値をつくりましょう!

本コンテンツは随時加筆していきます。
ご質問などあれば回答としても随時加筆してきますので、次回の更新をお楽しみに。

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