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復活した家事

主婦業も20年以上経ってくると、上手な手の抜き方がわかってくる。
特に『苦手なもの』はだんだんやらなくなったりして。

一番嫌いな家事

私が一番嫌いな家事はアイロン。
もともと夫のワイシャツに週一度アイロンをかけていたのだが、時間がかかって仕方ない。

その上、子どもたちが入園、入学ともなると、どんどんアイロンがけの量は増える。

まだ、小さなテーブルクロスや袋物、ハンカチなどはかわいいものだが、給食用の白衣は最悪。
日本全国共通ではないのかもしれないけれど、自分が子どもの頃も、自分の子どもの時も割烹着型のエプロンと丸い帽子がセットで何週間に一度我が家にやってきた。
だんだんサイズも大きくなり、中学生の頃の白衣はアイロン台に載せきれなくて本当に大変だった。
次男が中学最後の給食当番を終えた時は「これで白衣のアイロンがけから解放される!」と心から嬉しかったのを覚えている。

アイロン不在

夫は自分の分を自分でアイロンがけしてくれた時期もあったので助かったけれど、息子の中学生と高校生が重なる時期は干すときになるべく皺を伸ばしてアイロンがけしなかったこともある。。。

さらに息子が下宿するようになってアイロンを実家から持っていったので(夫も形態安定シャツでほとんどアイロン不要になったので)しばらく我が家にはアイロン不在の時期があった。

しかし、数年経って、やはり自分の綿シャツには時々アイロンをかけたいなあ、、、と思うことが増えた。
アイロンがいらない服を選ぶことが多かったけれど、これ着たいな、という服が綿シャツであることが増えたのである。

アイロンの再登板

とはいえ、我が家にはその頃アイロンがなかった。
今更大きなアイロンを買ってきっちりアイロンをしようという気にもなれない。
もともと、コードレスのアイロンはケースが重くて、しまってあるところから引っ張り出すことが億劫になっていた。

じゃあ、よく旅先にも持っていける小型のシワ取りアイロンみたいなの、あれどうだろう?と思った。
ハンガーに衣類をかけてシューっとするタイプ。

店頭で探してみて、コードレスは流石に無理だけど、小柄でアイロンもできるものを見つけた。
アイロン台を出すのも面倒なので代わりの耐熱シートのようなものを買ったけれど、こちらはあまり使い勝手が良くなくて、結局古いアイロン台を引っ張り出してきた。

自分のためならやれるかも

というわけで、我が家では最近アイロンが復活した。
自分の綿シャツ、仕事で使うテーブルクロス。
ささっと出してきて(軽くて小さいのはいい!)ものの数分で終わる。
暑い夏の間は厳しいけれど、秋以降は皺が伸びていくのを気持ちよく眺めていられる。

なんだ、できるじゃん、アイロン。
自分のための家事ならやれるね。
息子たちが自立して時間ができたのもあるとは思うけれど。

これからはアイロン、楽しめそう。
アイロン、小型化してよかった。



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