「こちらこそ！」降車時のありがとうに返って来るバスにも春がきたようで

この前の日曜日、仲人をしたN子ちゃんの御里帰り

「ちょっとした時間でも会いたい」とのことで

枚方市駅でデートした

仲人してから何十年　二人の子供に恵まれて

その子たちに会わせてくれるという

すっかり大きくなって

A君はもう高校生　アメフト部に居てるとか

目元凛々しくごっつい身体

R子ちゃんはお勤めに　お肌がピカピカで目元がやっぱり魅力的

二人の手を取り

「おばちゃんのこと、覚えてる？」

二人の手はあたたかく「うん！」と言って　握り返してくれいた

こんなにも　うれしい長いお付き合い

N子ちゃんに感謝した

枚方市駅のTサイトビルでの昼食は　どこも満員のお客さん

そこで、急に「AURA」というお店を思い出し

空いてる席を聞くと「1時半までなら4人席空いてます」

おお、よくぞ空いていた

ラッキーとはこのことだ！

そこで「AURA」というお店に飛び込んだ

「お久しぶり！」店長さんのお声がうれしかった

覚えていてくださったんだ！

私は忙しい店長さんに　一緒にきた人を軽く紹介をした

「ごゆっくり！」ニッコリ笑う店長さんは　やっぱりカッコイイ！

席に座って近況を聞き、私は何回も「よう来てくれたねえ」を繰り返す

子供たちは　帰りの新幹線に乗る前に行きたいところがあるようで

一足先に「AURA」を後にした

「AURA」から見えるエスカレーターで

見えなくなるまで手を振ってくれていた子供たち

私は　N子ちゃんに感謝するばかりだった。

後に残った二人でしばらくの間おしゃべりをして

名残惜しいお別れをして、私は帰路に着く

そのバスの降車時の出来事だった

「ありがと！」と言って降りる習慣がついている私に

「こちらこそ！」と、きれいな声が返ってきた

バスが発車した後、急に出て来る「？」

あ～、今のはおんなのバスの運転手さん？

はじめての女性のバスの運転手さんという

こんなやさしい声で受け止めてもらえたことが

私にとって久しぶりの爽やかな初体験だった