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【7】22-23 Manchester City Home #16 Rodrigo

まえがき

 7枚目のシャツ、「22-23 Manchester City Home #16 Rodrigo」を紹介します。
 Fernandinhoからアンカーの座を継承しCityの心臓のような選手にまで成長しました。
 最近では自ら試合を決める得点も挙げるようになり、中盤の選手として隙がなくなった鉄人のシャツ紹介です。
 CL Final仕様の、自分にとって特別なシャツです。

22-23 Manchester City Home #16 Rodrigo


Front
Back
Front 2 襟に王冠のロゴがあります。

Player Photo

Rodrigo vs Inter
<画像引用元:The Guardian
Rodrigo vs Inter
<画像引用元:AFPBB News
Rodrigo vs Inter
<画像引用元:The Sun
Rodrigo vs Inter
<画像引用元:INDEPENDENT
Rodrigo vs Inter
<画像引用元:The Sun

エピソード

 待ちに待った歓喜の時がついに、ついに訪れました。

Champions!!!
<画像引用元:ManCity.com

 これまでに一度もその頂きに立ったことのないCityにとってCLの歴史はすなわち敗北の歴史。

 初めてCLに出場したのは11-12シーズン。FC Bayern、SSC Napoli、Villarreal CFと同組になりました。3W1D2Lの成績でしたが惜しくも突破できず、欧州最高峰の舞台から姿を消すことになりました。

 以降もCLの出場権は維持し続け、前評判は高いものの燻っていた時期が続きます。

 Pep就任後のCLを振り返ってみます。

 16-17シーズンは、GSを突破しラウンド16に駒を進め、1st Leg 5-3と勝利を収めるも2nd Legで1-3の敗北。Away goalの差でFalcaoやMbappéを擁するMonacoに敗れ姿を消しました。

 17-18シーズンでは、準々決勝でLiverpoolとの同国対決。1st Legを0-3で落として、後のない2nd Leg 審判の判定に抗議を行ったPepが退場処分となり、当時アシスタントコーチをしていたArtetaがその後の指揮を務めるも1-2で敗れました。

 18-19シーズン、Tottenham Hotspurを相手に1st Legは0-1で敗北。2nd Legでは激しい乱打戦の末にAway goalの差で敗北し、準々決勝で姿を消しました。Llorenteのゴールが認められた時、Cityの逆転ゴールがVARで取り消しになった時の絶望感は今でも忘れられません。

 19-20シーズンは、ラウンド16でReal Madridに打ち勝ち、次の戦いへ駒を進めるも、新型コロナウイルス感染症の影響で一発勝負となった準々決勝でLyonに敗れて3シーズン連続のベスト8敗退となりました。

 20-21シーズン、決勝トーナメントでBorussia MG、Dortmund、PSGを次々に破り初めて決勝の舞台に立ちます。ChelseaのHavertzに決勝弾を沈められ、0-1で惜敗しました。初めての決勝でぎこちない試合運び、打開できないもどかしさ。中盤はKantéに完全に制圧されていた記憶があります。

 21-22は記憶に新しいですね。準決勝の相手はReal Madrid。ホームで迎えた1st Legは4-3で勝利をおさめ、続く2nd Leg、Mahrezのニアへカーブを巻いたシュートで先制し合計スコア5-3としました。このまま時間を使えば決勝へという状況で、途中出場したRodrygoにわずか2分間(90'、91')の間に2点決められ延長戦へ。延長戦前半に、BenzemaにPKを沈められ、無念の逆転敗退。この一戦でReal Madridに対し少なからず負の感情を抱くようになりました。

敗戦後のFoden
<画像引用元:The Guardian

 そして、迎えた22-23シーズン。
 GSはSevilla FC、Dortmund、FC Københavnと同組となり、4勝2分と盤石の試合ぶりを見せ首位通過。
 続く決勝トーナメントの試合もAwayは1-1のドロー、Homeではクリーンシートで勝利し続け、決勝へ駒を進めます。
 Rodrigoも守備だけでなく、FC Bayern戦での先制点など攻撃面でも貢献を見せます。

 決勝の地、Istanbul。
 現地時間2023年6月10日 22:00、Interを相手に戦いの火蓋が切られました。

 22-23シーズンにモノにした、StonesのCBからの位置上げなどからチャンスを狙っていきますが、Interも巧みな応手で、スコアレスのまま前半を終えました。個人的にはInterのDimarcoに唸った覚えがあります。

 迎える後半68' 試合が動きます。
 Fodenからボールを受けたAkanjiが持ち運び、Bernardoへパス。中央に折り返しますが、InterのAcerbiに当たってボールがこぼれます。これを右足一閃、Rodrigoがゴールネットに突き刺しました。
 長い膠着状態の末の、先制弾。スタジアムは歓声に包まれます。勿論私も、思わず声が出てしまいました。

 その後のInterの猛追たるや!何度心臓が止まりかけたか分かりません。特にAkanjiがEdersonに任せてスルーした微妙なボールがLautaroに渡った場面は天を仰ぎました。その後にはFodenのそれは決めてくれ!という決定機や何度もInterがゴール前に迫るシーンがありましたが、EdersonやRúbenの奮闘で1-0のスコアのまま時間が進んでいきました。

 そして、試合終了。スタジアムは大歓声に包まれました。 

 かくして、長きにわたる道のりを経て、Pepの指揮のもと、喉から手が出るほど欲しかった、悲願のCL初制覇を成し遂げました。新たな歴史の生まれた瞬間に立ち会えて感無量でした。

 しかし、振り返ると19-20シーズンにFernandinhoの後継となることを見据えて獲得したもの、そのシーズン中はなかなかすぐには上手くいっていなかった印象のあるRodrigoが、着実に成長し、Cityの欠かせない中心選手とqなったこと、とても嬉しく思います。これからもCityにいて欲しいと切に願います。

HIGHLIGHTS! Man City 1-0 Inter

BEST OF RODRI 22/23

シャツの詳細

購入先:BambiFootball(ネームナンバー以外)
    Football-Authentica(ネームナンバーのみ)
購入時期:2023年7月

 UEFA Champions League FinalモデルのReplica Shirtsです。X(旧Twitter)で@BambiFootballさんが募集していたのを見つけて購入しました。ネームナンバーのみ、元々は別のシャツ用に用意していたものを、パッチ類を販売しているイギリスのFootball-Authenticaで購入していましたので、それをつけてもらいました。

 新しいシャツがリリースされるといつもそこには、賛否両論があり、このときも、エンブレムの位置が中央であることや、丸首と袖の仕様、全体的に少しかわいいデザインであることなどについて、色々言われていたように思います。

22-23 Home Kit Release
<画像引用元:ManCity.com

 60年代後半のシャツのデザインを踏襲しつつ襟の素材、色味がモダンな雰囲気を加えている印象です。また、襟の内側にある王冠のロゴがCityのレジェンドである、'The King' Colin Bellを称えています。

 CL仕様なので、右袖にはStarballとFoundation Patchが付いています。左袖はお馴染みのNEXEN TIREですね。カップ戦仕様のネームナンバーもクラシカルなシャツの雰囲気とマッチしていてとても素敵なシャツです。

StarballとFoundation Patch
左袖はお馴染みのNEXEN TIRE

 そして、胸元にはMatch Day Transferが入っています。初めてMDT入りのシャツを手に入れましたが、よいものですね。決戦仕様って感じがします。

エンブレムの上にMatch Day Transfer

 腰にはCity in the CommunityのBack Sponsorが入っています。一般には流通しないものなので、特別仕様の、それも優勝したCL Final仕様のシャツが手に入って嬉しい限りです。

 ちなみにBack Sponsorは22-23まではCL決勝とかの大一番のみ入っていたと思いますが、23-24シーズンはCLのグループステージの試合から入っていますね。このあたりのあれこれはちょっとよくわからないです。

Back(再掲)
腰にCity in the CommunityのBack Sponsor

そのころのManchester City

 22-23シーズンは期待づくめのシーズンでした。Cityが喉から手が出るほど待望していた大型CFのHaalandがDortmundから加入。他にもÁlvarezの合流、OrtegaやAkanjiの加入により、盤石の陣容が整いました。

 特にHaalandは開幕節West Hum戦で2ゴール、第4節Crystal Palace戦、第5節Nottingham Forest戦で2試合連続ハットトリックを決め、大いに期待が高まったシーズンでした。

 Carabao CupはChelsea、Liverpoolに勝ったものの、続く準々決勝でSouthamptonに敗れ姿を消すことになりますが、他のコンペティションでは着実に駒を進めていきます。

 Premier LeagueはArsenalとの熾烈な優勝争いの末に3連覇を達成。

 FA Cupは史上初のManchester Derbyを制し優勝。

 残すはUEFA Champions Leagueのみとなりました。

 22-23シーズンのCityは守備が固く、特にHomeのEtihad Stadiumはさながら要塞のようでした。 CLのノックアウトラウンドでは、RB Leipzig、FC Bayern、Real Madridと戦いましたが、いずれもAwayでは1-1に持ち込み、Homeではそれぞれ7-0、3-0、4-0と相手を圧倒しました。

 迎える決勝Inter戦。Istanbulの地で、Cityは苦渋を舐めたChelsea戦以来二度目のCL決勝に臨みます。

 22-23シーズンお馴染みのStonesの位置を上げる形から、決勝戦の緊張もあってかぎこちないながらチャンスを何度か作るも、点が決まらず焦れったい時間が続きます。

 スコアが動いたのは68分、AkanjiのパスからBernardoが中央に折り返し、InterのAcerbiに当たってボールがこぼれます。これを右足一閃、Rodrigoがゴールネットに突き刺しました。

 追い縋るIntelの猛追をEdersonやRúbenたちの奮闘により凌ぎきり、やがて歓喜の時が訪れます。CityはPepの指揮のもと、悲願のCL戴冠を果たしました。

Season Results

Premier League        優勝(3連覇、7回目)
FA Cup            優勝(4シーズンぶり7回目)
Carabao Cup       準々決勝敗退
UEFA Champions League 優勝(初)
WE ARE TREBLE WINNERS !!!

RodrigoとBig-Ears
<画像引用元:ManCity.com

 今回は、「22-23 Manchester City Home #16 Rodrigo」を紹介しました。最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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