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【6】20-21 Manchester City Away #47 Phil Foden

 6枚目のシャツ、「20-21 Manchester City Away #47 Phil Foden」を紹介します。
 稀代の名将"Pep"ことJosep Guardioraをして、PhilこそCityと言わしめたManchester Cityの星。スムーズなターンで前を向き、推進力のあるドリブルからパンチ力のあるシュートを放ちます。


20-21 Manchester City Away #47 Phil Foden

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Player Photo

Phil Foden vs Arsenal
<引用元:gettyimages
Phil Foden vs Arsenal
<引用元:gettyimages

エピソード

 まずは、PepのFodenに対するコメントを置いておきます。

'He is the only player that can’t be sold under any circumstances - the only one. Not even for 500m.'
'Phil’s going nowhere - Phil IS City. We won’t be signing anyone else for that position.'

Pep Guardiola on Foden

 Fodenのトップチームデビューは17-18シーズンに遡ります。当時私はユースの選手はあまり知らなかったのですが、かなりの注目株とのことで、みんな彼に期待を寄せていたような覚えがあります。このシーズンでは公式戦10試合に出場して1アシストの成績を収めています。(アシストとはいってもAgüeroがゴラッソでつけてくれた感じですね。)

Fodenの初アシスト


 続く18-19シーズンでは着実に出場機会を増やし、Premier League初ゴールを達成します。Tottenham Hotspur戦、覚えていますでしょうか。Agüeroからの落としを泥臭く頭で押し込み値千金の決勝弾をもぎ取っています。
 この試合は、相手は同じくSpursとのCL ラウンド8 2nd Leg  乱打戦の末の悪夢のような敗北直後の試合でした。
 Liverpoolと、結果的に勝ち点1差に終わる熾烈な優勝争いを繰り広げていたシーズンであり、CLでの敗北でリーグ戦の優勝争いに影響は出ないだろうか...またよりによって直後の相手はSpurs...と嫌な空気が漂っていましたが、それを払拭するようなゴールでした。このゴールがなければ優勝を許していたと思うと、味わい深いですね。

Premier League初ゴール


 成長を続けるヤングスターですが、19-20シーズンの序盤は出場機会に恵まれず、やれ移籍だなんだと外野のうるさい声が聞こえ始めてくるわけです。そんな中、PhilこそCityとPepは言うんです。これは痺れますね。
 かばうにしても、当時19歳の若手にそれは言い過ぎじゃない?逆にプレッシャーにならない?とも思いましたが、そこはPepもFodenも流石といったところ、シーズン中盤以降着実に出場機会を増やして、終わってみれば公式戦38試合8ゴール9アシストとトップチームでも十分に実力を発揮できることを示しました。

 さて、時が移ること20-21シーズン。
 このシャツは、躍進を続けるFodenのシャツが欲しくて購入したものです。Carabao CupのArsenal戦で着用したモデルになります。
 この試合では59'に左サイドを抜け出し、GKの頭上を超える見事なループシュートを決めています。このころはまだ荒削りですが、Fodenの推進力やパンチ力、エネルギーが漲っているのを感じます。さらに79'には右サイドからクロスを供給し、これをLaporteが頭で沈めています。
 23-24シーズンにはリーグの最優秀選手賞を受賞するまでに飛躍を遂げ、(こんなに近いとは思っていませんでしたが)近い将来大物になるのは間違い無いと思い、47番のシャツを買うことにしました。

 まだまだ成長を続けるFodenの、今後のさらなる活躍に期待です。

vs Arsenal 2020-21 Carabao Cup Quarter Finals

シャツの詳細

購入先:Manchester City Official Online Store
購入時期:2021年6月

 Manchester市内を流れるBridgewater運河およびその終着点Castlefieldにインスパイアされたデザインとのことです。具体的にどう反映された意匠なのかわからないですが、Manchesterは工業地域であり、輸送を担った運河をモチーフにするのは面白いなと思います。
 チームカラーがスカイブルーのCityはなかなか普段着づらいシャツが多いですが、暗めの色を基調とし、デザインもイカしているこのシャツは好きな人も結構多いんじゃないかなと思います。

Away Kit Release
<引用元:Mancity.com

 このシャツはAuthentic Shirtsです。この時期のAuthentic Shirtsには通気孔が鎖骨部分と背面にありますね。
 右袖にはCarabao Cup Patchがあります。Carabao CupのPatchのことはサイズバリエーションがあるのかとかあまりよく知らないです。
 左袖は17-18から22-23の袖スポンサーとなっているNEXEN TIREのパッチがあります。エンブレム、プーマキャット、胸スポンサーと統一したカッパーカラーが光ります。

Carabao Cup Patch
左袖はNEXEN TIRE

そのころのManchester City

 このシーズンの話はAgüeroの記事Rúbenの記事で書いていますが、少し違う話を。
 Premier Leagueに所属するチームでは過密日程が話題になることが度々ありますが、その理由としては、国内カップ戦が2つあることが挙げられます。FA CupとEFL Cupですね。

 EFL Cupはリーグカップとか、スポンサーネームを冠して〇〇 Cupと呼ばれることが多いです。17-18からは、タイのエナジードリンク会社の名前を冠して、Carabao Cupと呼ばれています。(スポンサーレスの16-17を挟んで一つ前はキャピタルワンカップと呼ばれていましたね)。名前が現行のものとなった17-18シーズンから、18-19、19-20、20-21とCityは4連覇しています。(他のチームではLiverpoolが1980年台に4連覇を達成しているようです。)

 2部、3部、4部相当のリーグとプレミアリーグのチームが参加するため、FA Cupほどではないですが、参加チームが多く、時に下部リーグのクラブが良いところまで上がってくるのが楽しみでもあります。
 この年のCityの相手は2回戦から決勝まで、Bournemouth、Burnley、Arsenal、Manchester United、Tottenham Hotspurと続きます。

準決勝 vs Manchester United

 準決勝United戦では、セットプレーからStonesが押し込み先制。Stonesの得点ってこういうの多い気がしますね。さらにその後もCKのこぼれ球からFernadinhoのミドルシュートでダメ押し弾。Fernandinhoのこぼれ球ミドルもよく見た気がします。
 なお、試合前には、その前日に亡くなったCityのレジェンドColin Bellに哀悼の意を込めて、往時彼が着用していた8番のレトロユニフォームを着用しています。

決勝 vs Tottenham Hotspur

 決勝の相手はTottenham Hotspur。何度も相手ゴールを脅かすも得点は生まれず。相手の決定機はGKのSteffenが防ぎます。
 焦れったい展開が続く中、82' De BruyneのFKからLaporteがヘッドで決めます。得点後にはお馴染みのゴールパフォーマンス。彼は結構セットプレーとかから頭で決めてくれる印象がありますね。なぜかCityの公式ハイライトだとゴールパフォーマンスが映っていないので、Spurs側のハイライトも貼らせてください。
 ちなみにEFLの公式Youtubeでこの試合のフル映像が見れます。
 Carabao Cup 4連覇のこの時期は、17-18、20-21はPremier Leagueとの2冠、18-19はFA Cupも含めた国内3冠(史上初)を獲っているので、国内ではかなり強かった印象があります。

Season Results

Premier League 優勝
FA Cup 準決勝敗退
Carabao Cup 優勝
UEFA Champions League 準優勝

 今回は、「20-21 Manchester City Away #47 Phil Foden」を紹介しました。最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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