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硬券0031 大山観光電鉄

大山観光電鉄

大山観光電鉄の鋼索線は、昭和40年に開業したものなのですが、
元々戦前に、大山鋼索線があり、それは戦時に廃止されました。
昭和25年になり大山観光㈱が設立され、観光地の復旧が模索されてきたようです。
昭和28年8月に大山観光電鉄㈱に社名変更していまして、昭和32年には小田急電鉄の関係会社となりました。
昭和40年7月、やっとのことで、大山鋼索線の復旧開業がかなうのでした。

ここの硬券は、平成10年代初期の硬券末期に着札券などの放出、難券化して駅名も一新してからも旧券の土産販売などもあったようで、あまり強い興味が湧かずに真剣に収集を目指していませんでしたので、またポツポツと補充はしたいと思います。

古いものは、たまに戦前時代のものも見ますが、

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昭和40年 B型硬券 地紋不詳(無地紋?) 矢印式  大山観光

これは、復旧開業初年の硬券で、旧社名の意味ではないのでしょうが、「電鉄」抜きの「大山観光」と表記されていました。


あとは近年(といっても硬券の発売がなくなってから結構経ちますが)のあまり面白くないものです。

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平成11年 B型硬券 淡赤PJR地紋 矢印式

昭和40年の再開業時にものと、変化点は意外に少なく思います。
麓の追分と山上の下社の中間駅に不動前駅がありました。

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平成10年 B型硬券 青PJR地紋 矢印式

区間違いで色が違うのか、様式自体は同じです。

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平成9年 B型硬券 赤PJR地紋 矢印式 往復券

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平成10年 B型硬券 青PJR地紋 矢印式 往復券 小児用

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平成12年 A型硬券 淡青PJR地紋 矢印式 往復券 小児用 平日割引乗車券

これはA型で見映えはします。山上側からの切符ですね。

とまあ、あるものだけ並べて、大して研究・追究にはなっていないことはご了承ください。
収集は所詮趣味で気分次第のものですから・・・

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時期不明 B型硬券 無地紋 日付器試験用紙

これも多分昭和から平成の硬券末期まであったものでしょう。


厳密には、大山観光電鉄の切符ではなく、系列の小田急電鉄からのものですが、

054神奈4
時期不詳 A型硬券 青PJR地紋 矢印式着駅補充 小児用 連絡券 大山片道乗車券

小田急電鉄発行の小田急~神奈川中央交通バス~大山観光電鉄という3社連絡となります。
接続駅は伊勢原駅です。
この切符があるということは、逆もあったのかも知れませんね。
あまりよく見るというものではないので、硬券末期ではないのかも知れないです。

鋼索線が硬券でなくなった現在の切符、鋼索線の運営にはあまり興味を持つこともなく過ごしてしまっています。

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