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硬券0062 真珠湾交運 巡航船

真珠湾交運 (巡航船)

前回同社の自動車線の方で、沿革も簡単には書いていますので、深くは繰り返しませんが、バス事業開始に続いて間もなく昭和4年頃には、鳥羽・英虞湾の遊覧事業にも進出、巡航船事業開始しています。
遊覧(船舶)事業の運営は、後の志摩観光汽船→志摩マリンレジャーとなっていったようです。

 船舶(遊覧事業)の方の硬券ですが、

昭和6年 A型硬券 淡緑色ベタ 一般式 乗船券  裏社名で真珠湾交運㈱

こちらは、半島向かいの側の和具ゆき、船の拠点は鵜方から賢島に移ったようです。志摩電機鉄道の影響もありそうです。
貨物駅としては真珠港駅があった時代ですが、遊覧船には賢島港が設けられていまして、和具、御座、濱島や半島の裏側へも廻り、バスと合わせて生活路線としても難しい地形の交通をまかないました。

上記の券では地紋がないようにみられるものですが、地紋のある硬券も拝見したことがあります。

これは、当会のテリトリー外ですが、あるのでオマケで

小型難券 無地紋 回数乗舩券 
これも和具-賢島

 数は少ないですが、バスと船舶は分離して記事にさせていただきました。


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