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硬券0039 東日本フェリー

東日本フェリー

元々は昭和13年に設立された道南海運(株)という会社の航路でしたが蔦井氏が経営に関与し始めて、昭和39年にはフェリーを就航させ、周囲の他社の航路も集約させて、昭和40年に立ち上げた会社が東日本フェリーです。
奥尻航路は道南海運側に残し、津軽海峡の要所何ヵ所に港を行き来させていました。
青森側では、大間、(佐井?)、野辺地、八戸、函館側も福島、戸井、
函館、室蘭とかです。

道南海運時代だったころからの流れで、津軽海峡航路の主となる大間~函館には、硬券の存在したことが確認できます。

214東1大間
昭和45年 B型硬券 灰HPRしてつ地紋 一般式 2等

国鉄連絡船だけではない、北海道と本州を社航路で結ぶ硬券は新鮮に見えます。

214東2室蘭
昭和47年 B型硬券 灰HPRしてつ地紋 一般式 2等

(同じB型硬券ですが、縮尺を違えています。すいません。)

函館と10円しか違わないのが不思議です。
昭和45年では有効期間が当日でしたが、こちらは2日でした。
また室蘭からの船というところが新鮮でした。


昭和の終盤頃には最盛期を迎えますが、平成15年になって、事業を拡大し過ぎたツケが回ってきたのか、倒産という結果になったようです。
改変されて平成21年には道南自動車フェリーになり、東日本フェリーは解散したようです。

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