愛犬が慢性腎臓病?!
慢性腎臓病というものを聞いたことがあるでしょうか?
今回は愛犬が腎臓病についての知識、なってしまった時の対処について解説していきたいと思います。
腎臓病って何?
まず、腎臓病とはどういったものでしょうか?
腎臓病とは体内の老廃物を濃縮して尿に排泄する腎臓がダメージを受ける病気です。
腎臓が機能しなくなる、しにくくなることで様々な症状や問題がでてきます。
腎臓病には2種類ある
腎臓病には急性と慢性の2つがあります。それぞれの特徴をみていきましょう。
・急性腎障害
短時間(数時間~数日)で進行
尿が出なくなる(乏尿~無尿)
食欲低下や嘔吐・下痢などの症状
・慢性腎臟病
長期間(数ヶ月~数年)で進行
無症状のことが多い
進行すると、多飲多尿・体重減少
食欲低下や嘔吐・下痢などの症状
慢性腎臓病の原因
慢性腎臓病は主に、加齢とともに進行します。
症状が出るタイミングについては、小型犬が10~14歳くらい、大型犬が7歳〜が多いです。
慢性腎臓病の症状は出にくい?
腎臓は一度ダメージを受けると修復できない臓器です。
その分、ダメージを受けても症状が出にくく、腎臓の機能が2/3以上 (約7割以上)無くなって、 初めて症状が出ると言われています。
慢性腎臓病の症状は?
腎臓の大部分(7割以上)がダメージを受けると、以下の症状がでます。
・多飲多尿
・体重減少
・食欲低下、元気がなくなる
・貧血
・嘔吐、下痢など
特に多飲多尿、体重減少は比較的早めに症状がでます。
慢性腎臓病になってしまったら?
動物病院で慢性腎臓病と診断された場合には、点滴(静脈もしくは皮下)やお薬などで治療されます。
慢性腎臓病は残念ながら、完治することはまずありません。
しかし、 早くから治療することで、進行を遅らせることが出来ます。
できるだけ早く発見し、対処できるように普段から気になったときは病院に相談、診察などしてもらうようにしましょう。
定期検診や水の飲量の把握も効果的です。
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