見出し画像

共感は出来ないけど全力で支持したい

めっちゃゃいい!めっちゃいい!
共感は出来ないけど全力で支持したい!
これはアップすべきだよ。

 これは画家で友達の矢野ミチルさんから送られてきたLINEのメッセージです。先日アップした記事「逆境に立たない」を読んでもらっての感想です。

 この「逆境に立たない」を矢野さん(僕らはチルミーと呼んでいます)に読んでもらったのは、まだnoteを始める前でした。とある作家で画家をやっている別の友達から「エッセイを書いてみない?」と提案されていくつか文章を書いてはいたものの、世に出すふんぎりがついていませんでした(この友達の話はまたの機会に書きたいと思います)。
 ふんぎりはついていなかったのですが、書き溜めていた文章のいくつかをチルミーに読んでもらっていました。以前、小説を読んでくれたことがあって褒められたのが嬉しかったからです。
 これを読んでもらったのは、チルミーの家でカレーをご馳走になった後だったかな。チルミーはいつも僕になにかご馳走してくれるんです。でっかいスピーカーで格好良い音楽も聴かせてくれます(いつもありがとう)。
 その場で読んでもらうのは恥ずかしいので、帰り際にLINEで文章を送りました。そして小一時間で返ってきたのが文頭のメッセージです。

 このメッセージを読んで「なんて凄い奴なんだろう」と僕は思いました。そして「敵わないや」とも思いました。敵う必要はないのですが。
 チルミーはあえて逆境に立ってきた画家です。見る人の心にザワザワとした波を立たせるその絵は、自分を追い込み、逆境の中であえぐ彼だからこそ描けるものだと思います。
 そんな彼が、逆境に立たず平穏のなかで創作活動をしたいという僕のことを支持してくれる。こんなに勇気づけられることはあるでしょうか? 

 たまたまツイッター(エックス)を開いたら、人を見下して足をひっぱるような投稿が目に飛び込んできました。ツイッターにはよくあるタイプの投稿です。こういう投稿をする人は、あえて強い言葉を使い悪目立ちすることで自尊心を満足させているのではないかと僕は感じています。もしかしたらビジネスのためにそうやっているのかもしれません。
 僕はこういうのって自信のなさの現れだなって思うし、こういう投稿が世間に持て囃されるのも一時的なものだと思うんです。
 そんな投稿がある一方で、全く共感できないのに全力で支持するってチルミーは言ってくれる。彼は真面目に真摯に絵と向き合っているからこそ、自分の絵に確固たる自信があるからこそ、僕にそう言えるんじゃないかと思うんです。

 僕はチルミーのメッセージをキッカケにして、noteを開設し、記事の投稿を始めました。そのうち小説も投稿する予定です。僕の文章や小説が読んでくれる人の心を少しでも動かすことができるのか全くわかりませんが、少なくともチルミーは支持してくれていると信じられることが、僕にとって一歩を踏みだす勇気になるのです。

 ちなみにですが、僕とチルミーは共通の友人を通して仲良くなりました。その時に『お邪魔者』というボードゲームをしました。これは金鉱を掘るドワーフと、それを邪魔するお邪魔者に分かれて遊ぶゲームです。ドワーフになるかお邪魔者になるかは完全にランダムで決まるのですが、チルミーは何度やってもドワーフにしかなれなくて、こいつなんか凄い奴だなと思った記憶があります。チルミーは「お邪魔者もやってみたい」ってずっと言ってました(笑)。


矢野ミチルさん

https://www.instagram.com/michiruyano


近況報告(2024年7月25日)

新しい小説を書きはじめました。気持ちがだんだんと小説に向かっているので、noteはあまり更新しないかもです


写真はチルミーがご馳走してくれたカレーです

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?