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輪読会へのお誘い 『真のダイバーシティを目指して 特権に無自覚なマジョリティのための社会的公正教育』

こんにちは、湘南医療大学の田島明子です。本をご一緒に、少し深く読んでみませんか。

今回、イアン・J・グッドマン著(出口真紀子監訳)『真のダイバーシティを目指して 特権に無自覚なマジョリティのための社会的公正教育』上智大学出版、を取り上げたいと思います。

といいますのも、私は作業療法というリハビリテーションの仕事をしてきましたが、リハビリテーション医療において、こうした社会倫理の観点が非常に重要であると感じているからです。

リハビリテーション医療は、対象者の方の身体機能の改善から社会参加まで幅広く射程においています。しかしそれは、身体機能の改善と、それに見合った社会的機能の獲得を目指すという幅の狭い社会機能の獲得しか目指せていない印象を持っています。

それに、社会は、多数派の人たちにとって暮らしやすい制度設計になっており、リハビリテーションで対象とするような障害のある少数派の人たちにとって、まだまだ無配慮な暮らしづらさが多く存在しているように思うのですが、それは特権的な多数派の人たち(社会の制度設計の主流にある人たち)の意識には届きづらく、改善に向かいづらい状況があるようにも感じます。

リハビリテーション医療が、障害のある対象者の皆さんの社会参加までを射程にいれるのなら、どうしても、そういった、社会的公正とは何かを知り、社会倫理の観点を育てていくことが必要になってくると思います。今回取り上げる書籍は、下記のリンクに簡単に紹介をしていますが、特権や抑圧について学び、そして、社会的公正を促進するもの、疎外するものについて丁寧に学ぶことができます。

今回の輪読会ですが、リハビリテーション医療に関わる方ともぜひ一緒に学びあいたいと思いますが、こうしたことに関心のある様々バックグラウンドを持つ皆様ともご一緒に学びあえたらと願っております。
ぜひご参加をお待ちしております!!

【本の内容についての簡単な紹介】
https://note.com/fugu1/n/nd65b8663a66e

【輪読会の進め方】
 2021年3月後半から9月の間に2回/月の実施で全11回、1回1時間程度、を考えています。第2,4日曜日の20時頃からを予定しています。11章立てですので1章を一人が担当し、担当した章について要約を作成し、参加者と内容を共有頂きます。30分程度で説明頂ける内容をご用意ください。のこりの時間で意見交換をします。本は各自でご購入ください。

【実施環境】
当面はZOOMで実施したいと思います。社会状況しだいでZOOMと対面の併用を考えます。

【参加方法】
〇参加したい方は以下のフォームにご登録ください。2月末日を募集期間とします。
https://docs.google.com/forms/d/1JoSt11Q3v6B07LlKCdyT6vW_MKVGNdNP2_FtAAZRYMU/viewform?fbclid=IwAR0Fv-rIFbEhtjRJ7mYsbnriQ53IMETtwKxpcPJL3rUyWS1-o1Fy5ecmqGQ&edit_requested=true&gxids=7628



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