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レビー小体型認知症の当事者経験からわかる症状を軽快するもの、介護者、同じ病を持つ人へ伝えたいこと

樋口直美著2015「私の脳で起こったこと レビー小体型認知症からの復活」ブックマン社、より

○症状を悪化させた/させるもの
・薬の副作用(誤診から処方された抗精神病薬)
・ストレス(認知症と診断される意味、幻覚など)
・低気圧・気候(雨・台風・季節の変わり目)
・体の状態(疲れ、冷え、睡眠不足)
・他の病気

○症状を改善したもの
・笑うこと・楽しい・うれしい・ワクワクするもの
・脳や体の血流をよくするもの(運動:特にリズミカルなもの ツボ刺激 体を温める アロマ 専門医が処方する漢方薬)
・心身をほぐし気持ちがよいと感じるもの(ストレッチ ヨガ マッサージ 指圧 気功など)
・芸術:音楽・美術・ダンス等 感動するものすべて
・ストレスを軽減するもの 10年程度前にしたこと(認知行動療法 自律訓練法 呼吸法 瞑想 イメージ療法 自然散策など)

○介護する方に伝えたいこと
・病気・薬の知識が、強力な助っ人になる
・問題発生時「認知症」で片づけず、理由を考えよう
・何科に行っても、リスクの高い薬リストを手渡そう
・一緒に笑えば笑うほど、お互いが楽になっていく
・本人の凄いところ、できること、感謝できることを探そう
・本人が「人の役に立つ喜び」を感じているか
・記録からの発見や工夫・試行錯誤を気楽に楽しもう
・カメラ(視点)を反転させ相手側から・遠くから

○同じ病気の方に伝えたいこと
・レビー小体型は世間が考える「認知症」とは全然違う
・話すことでどんどん楽になる。ネットで交流もできる
・薬に気を付けよう
・笑うこと。色々な症状改善方法を気楽に楽しく試そう
・誰にも分からない未来におびえながら生きるのはやめよう
・何度かできなくても、気楽にまた試したらできる場合が多い
・遠い将来、不便が増えても自分は常に自分だから大丈夫

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