認知症の人と家族の共作業支援尺度
「共作業」とは、2人以上が互いが主体となって相互作用しながら行う作業のことだが、認知症の人が在宅で生活する場合、家族が介護をする主体となることが多く、その負担感は認知症の人の在宅生活を左右する重要な要素となるため、介護を「共作業」と捉えることで、良好な相互作用となるための作業的課題を、認知症の人、家族、環境の接点から把握でき、介入による改善の可能性が向上するように思った。
共作業支援尺度は、①これまでどのような作業を一緒に行ったか、②過去1か月に行った作業の遂行状況につ