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ロボット産業の動き 【サムスン電子の約60億円投資で起きるビジネス界の変化、賢い経営者はこうやってチャンスにする!】

サムスン電子は1月に、ロボットプラットフォームのベンチャー企業でコスダック上場企業のレインボーロボティクスへの589億ウォンの投資を決めたが、これにより今後どのような変化が起きるのか見解を述べておく。

①レインボーロボティクスは、人間とともに働く「協働ロボット」の開発に特化した韓国の企業。サムスンの出資により、レインボーロボティクス社の研究開発努力の拡大、生産能力の強化、市場での存在感の向上に必要なリソースを提供され、それらが実現する。

②サムスン電子にとっても、レインボーロボティクス社が持つ協働ロボット分野の技術や専門知識を利用することができるため、今回の出資はメリットになる可能性がある。これにより、サムスン電子は、自社のロボット製品ポートフォリオを拡大し、製造業、医療、物流などの業界向けに新製品を開発することができるようになる。

③サムスン電子のレインボーロボティクス社への投資は、両社と韓国のロボット産業全体にプラスの影響を与える可能性がある。

少なくとも上記3点の変化は起こるだろう。この流れを受けて他社はどう動けばいいのか、そこに生まれるビジネスチャンスはどのようなものか、その解を示しておきたい。

レインボーロボティクス社は、様々な産業で人間と共に働くために設計された協働ロボットの開発に特化している。サムスンの投資により、レインボーロボティクス社はこの分野での研究開発努力を拡大し、新しい製品やサービスを創造するだろう。他社はそうして生み出された新しい製品やサービスを活用することで生産性・効率性・安全性が向上するなら採用すべきだ。また、レインボーロボティクス社が生み出す新たな製品・サービスを利用することで、これまで未開拓だった市場に新たなビジネスチャンスが生まれる可能性もある。


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