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研修記録を残そうと思う:外科研修

概論

こんばんは。富嶽です。

皆さんには黙っていましたが、実は僕は医者です。

医者と言ってもまだ一年目です。(下書きにぶち込んでいる間に二年目になっていた)
俗に言う研修医、医者の割れかけの卵、医者の『刻丫卵』などとと呼ばれているアレです。

実は、研修医という存在は病院の中では最底辺の存在であり、上級医にはもちろんのこと、多職種の方々にも毎日体中にムチを打っていただきながら、ありがたい研修生活を送っている、と言われています。
そんな阿闍梨に至る修行に匹敵するほど過酷な初期研修を現在おくっているわけですが、ぼくこと富嶽は、昨年の2ヶ月の間「泌尿器科」で研修をしておりました。初期研修医の2年間の間では外科系で一定期間の研修が必修であるため、内科を志望する人間も、外科を志望する人間も、医者なんてやってられっか、という人間も外科研修は等しく通らねばならぬ道というわけです。

外科系には、一般的な「外科」(消化器外科のことを指すことが多いです。 お腹の外科→「はらげ」とも呼ばれることがあります 腹毛ってなんだよってなるのであまり一般の方の前で使うのはやめましょう)、「呼吸器外科」(「こげ」と呼ばれることが多いです これも焦げってなんだよ、となりますね)、「耳鼻科」、「形成外科」、「整形外科」、「脳神経外科」、「心臓血管外科」そして「泌尿器科」etc… が含まれる場合が多いです。

僕は初期研修医となり、外科研修としてこの「泌尿器科」を選びました。
泌尿器科はざっくりいうと、「腎臓」「尿管」「膀胱」そして「前立腺」にかかわる疾患に内科的外科的にアプローチしていく科になります。それぞれざっくり説明すると、「尿を作ったりする臓器」「尿を送る臓器」「尿を貯める臓器」「射精などに関わる臓器(男性にしか存在しない)」という機能を持っています。

・・・まあ難しい話は別見出しか別記事でしましょうか。

以下、僕の研修記録を記していくことにします。2ヶ月分一気に思い出しながら書いているので記憶はちょっとあやふやかも。

ぼくのさいきょうのけんしゅうきろく

臨床的なことについて

最初に言っておきますが、ここはほとんどの人にとってクソおもんないので、僕も適当にしか書きません。どうやって書こうかなあとか思いながら書いていますが、多分箇条書き形式で記憶に残っていることをツラツラ書くだけのコーナーになる気がします。

泌尿器科医の特徴

2ヶ月の研修で、外科系、特に僕が勤める病院の泌尿器科は非常に面白く、また非常にあやうい点が散見されました。こんなんが医者なんか?と思うことも多々ありました。

まず、前提として皆さんに知っていてほしいのは、泌尿器科医は「チャラい」ということです。一般的に言って、整形外科とツートップでチャラいと言われています。(ガチです)

泌尿器科医の特徴は

・下ネタがすごい
自分たちのことを「ちんちん科」と呼んでいました プライドはどこへ・・・
この前まで内科をずっと周っていたので、内科の先生方はやっぱり真面目だなあと再認識しました
あと、僕の前にローテした同期が飲み会はあまり好きではない感じのおとなしめの子だったのですが、「ちんちんのノリが好きじゃないのに泌尿器科選択するな!」と僕に愚痴ってました。ひどいね。

僕のオーベン(上級医のことです)の先生方の発言を一部抜粋します。

阿波踊りはな、AVや

いや、AVではないだろ

✕✕年に、◯◯大学のセンセイが学会で潮吹きの発表してて、会場中に喘ぎ声が響き渡ってて雰囲気やばかった

モラルハザード学会?

この前大学同期の野郎どもと温泉旅行に行ったら、うち一人がバーで出会った人妻を旅館の部屋(全員同室の雑魚寝の部屋らしいです)に連れ込んで3回くらいやってた
(その場でいた他の泌尿器科医(先程のセンセイより6年位下の後輩のセンセイです)が)「こんなこと言うて△△ちゃん(先程の発言をした先生のあだ名)、こうやって他人の話するふりして大概自分のこというとるからな

モラルハザード温泉旅行?

あとなんでそんな先輩後輩の関係がラフなんだよ
そんな考察の余地が残るような発言もやめてくれよ 真実はどっちなんだよ

こんなんでも手術とか外来のときはしっかりしてるからかっこいいよね。

・飲み会が大好き
これは泌尿器科医というか、医者全般に共通することかも。
ただウチの泌尿器科がイカれてるのは、華金や土曜ではなく中日の火水木とかに飲み会をすることです。次の日執刀医なのに夜中の2時くらいまで平気で深酒してカラオケいってるの怖い

・みんな手術大好き
自分執刀医の手術じゃなくても、仕事仲間の手術で気になるものがあればすぐ手術室に集まってみんなでわちゃわちゃしながら楽しそうに手術してる雰囲気はいいなあって思いました
まあ僕は手術微塵も興味ないので今のところ進む予定はないですが。。。

さようなら、せんせいたち

そんな先生たちも任期を終え、ごっそりいなくなって新しい先生たちが入ってきました。泌尿器科仲良しグループのうちひとりだけうちの病院に取り残される形になっててかわいそうなので、たまに飲み会行きませんか?と誘い、同期を引き連れ、奢らせています
これも、人の、縁ってやつやね

僕も頑張るので先生方もこれからもがんばってください
先生方のこれからのご健勝とご活躍をお祈り申し上げます。おわり。


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