2020年の振り返りと2021年の抱負


2020年の振り返り
年初から振り返っていく
1月、2月、3月
個人としては資金調達の時期だった。
正直に言うとアプリがリリースした上で、トラクションがほぼ出てないという状況での調達はかなり厳しかった。
もし仮にリリースしてなければトラクションはないので夢や希望を語りやすいけど、リリースして数字も出ているので現実的にはかなり厳しい状態ではあった
50人前後の人とあって、その9割にNoと言われるのが資金調達の常である。資金調達は、嫌いではないがなかなか好きにはなれないイベントだなと思う

そんな中で、なんとか投資してくれる人を見つけられたのは、めちゃめちゃほっとした。
結果としては5人の投資家の方に出資してもらえた。それぞれ、強力なバックグラウンドがある人が多いので、必要なタイミングで助けをもらっていけると良いなと思う。

3月、4月、5月
3月〜5月は、緊急事態宣言に伴い在宅勤務とした。この期間は、スタートアップにとっては難しい時間だった。オフィスにいればすぐに終わるコミュニケーションが、文字にすると伝わりづらくなって、無駄に時間を費やしてしまった気がしている。オフィスでの対面コミュニケーションの大切さを感じた時期であった。

5月
ピボットを決意した。3月末、4月末と2回に分けて投資を受けて、業務としての資金調達がなくなり、サービスにフォーカスしようと考えた。まず現状分析から始めたが、そこで感じたのはこのままではかなり厳しいということだった。
個人的にはあらゆる仮説を試して、それでも厳しければピボットをするのが筋だと思っていたが、あらゆる仮説を試してそれでも無理だったと感じたためピボットをした。
この決断ができたのは、個人的には大きかった。メンバーや最初に投資してくれた株主、そしてつい2週間前に投資してくれた株主の方々に対しても大変申し訳なかったが、伸びないサービスをやり続ける方が申し訳ないので、ピボットを決意した。

6月〜8月
この期間は、開発と小さな仮説検証の期間であった。この開発期間はかなり厳しい期間であった。開発チームはハイスピードで作っていった中で詰まってしまうところもあったりして、難しい時期が続いた。一方、マーケティングは実際にプロダクトがない中でユーザーにアプローチしなければいけない中で、ベストな動きができていたかというと、そうは言い切れない感じでの行動になってしまっていた。結果論としては、ハイスピードでリリースして、ユーザーに触ってもらう感じということにはなっていたが、ここのスピード感をもっともっと上げていくことが、チームとしての強さにつながると思うので、ベストを尽くしていきたい。

9月
プロダクトの検証を行った。プロダクト視点では、諸々のバグ修正や当初から想定していた機能追加がメインとなった。アップデートの習慣を作ってコンスタントに続けていくことの大切さを感じた。習慣は、人を悪くもするし、よくもするものだ。その中で、アップデートのリズムを作れると、大きな力になる。それは大切にするべきだと感じた。マーケティング視点では、獲得仮説検証というスプシを見ればわかるが、かなり手数豊富に試せていたとは思う。様々なチャネルを全力で開拓していこうとする意識は大切だし、次も大切にしていきたい。一方で、ライトに試して、諦めるのも常態化していた気もする。それぞれ、工夫をすれば結果を残せるのにも関わらず、とりあえずやってみて上手くいかなかったからだめだと判断してしまったものも多かった。この点は反省して改善していかなければいけないと思う。

10月
マーケティングとプロダクトの大きな改善を行った。マーケティングでは、リファラルで電話すること以上に、実際にリアルにあって獲得することを意識した。母校に行ったり、声かけしに行ったりと、リアルに拘った。その途中でプロダクトの改善をすると決めたため、一旦のマーケ活動としてDLしてもらう行動が一定とまった。プロダクト視点では、大きな期待を持って、DMと呼び出し機能を開発した。それぞれ、上手くいくロジックも見え、かなり時間をかけて開発を行った。難しい開発になり、困ったことも多かった。重いとは思っていたが、想像以上の重さになってしまったのは、反省点だと思った。

11月
マーケに関して、リファラルによるアプローチに全てやり切った。そして、一日一人にアクティベするというテーマでやっていた。ターゲットに当てはまりそうな人であれば片っ端からアクティベをしていくというテーマで実行していた。これは無駄ではなかったが、もっとショートカットできたとは思う。プロダクトに関しては、大きな仮説を試す期間となった。結局は大きな仮説を立てて、そこが上手くいくかが大事なので、その意識で大きな仮説を毎週レベルで試せたのは大きい。

12月
最初は徹底的にターゲットのユーザー獲得をした。チラシを配り、ハーゲンダッツで獲得をした。様々な工夫をして、ミニマムで一日10人くらい獲得できるようになったのは大きな発見だった。プロダクト視点では、大きな改善はなく、暇をしていた感じがある。そういう時期があっても良いのかもしれないが、組織的には手持ち無沙汰な状態はチームを弱らせてしまうので、タスクをリードエンジニアを中心に生み出して、手を動かし続けていけるようにすると良いのだと思った。

2021年の抱負
2021年は、人生を決める一年になると思う。キャッシュは、あと半年でなくなってしまう。そこまでには、何かしらの結果を残さなければいけない。今考えているのは音声サービスだが、これは1ヶ月もあれば検証ができると思われる。2月末には、検証を終えて、ネクストステップを明らかにしておきたい。

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