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「自分の好きなものを人に言うのが恥ずかしい。」そんな話を聞いたのは、先週のこと。
 
自分で選んだものより、友人や、SNSを通して流れてくる手に取りやすいもので、可愛いモノを着る方が嬉しいと言う。
 
普通でいることに安心するらしい。人との違いを指摘されることに嫌悪感を持つそうなのだ。正直、少し違和感を感じたけれど。
 
思い返してみれば、10代の頃、人に教える用のプレイリストがあったかもしれない。見せる用の本棚なら写真に写っても、誰かに触れられてもいい。よそ行きの自分も、寝起きの自分もいる。
 
ただ、服や、部屋に置くものに関しては、人と違うものが欲しかった。電車に乗っているとき、向かいに同じスニーカーを履いてる人を見つけてしまったら。不思議な気持ちになった。
 
ところで、先日、愛知から友人が来てくれた。大盛りの定食を食べて、珈琲とお酒を呑みながらこれからのことを話した。彼は、ひとりでお店をやっている。
 

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