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MANKAI STAGE 「A3!」ACT2 SPRING 2023


春単2023が終わってしまった

MANKAI STAGE 「A3!」ACT2 SPRING 2023 が6/11に大千秋楽を迎えた。

私はというと…大千秋楽の現地のチケットはかすりもせず、悔し涙をにじませていた。しかし、ライビュだけは当たったので大画面でご尊顔を拝ませていただいた。現地はというと、ずっと卯木千景を定点していたので、大千秋楽になって新しい表情をしているところを発見したりしましたとさ。
そして、輝かしい春がまた巡りそうなので、その春を待っていようかと思う。

一幕 『Knights of Round IV』

それぞれの主演公演のセリフから始まるこの一幕。

ここの各イメージカラーのライトが綺麗だななんて思いながら、なぜ千景さんはこのセリフだったんだろう?と毎度気になっていました。だってこれは、リックを騙そうとしているセリフだ。ACT2でマンパニを、リックを騙そうとした戒めなのか、いやそこまでの重みはないだろう。

そうこうしていると”始まる春”「春が始まるよ~」はいつもエーステのスタートをきってくれる春にふさわしい言葉だと思うので、やっぱりYuさんは神ですね。”待ってたよ”って笑えるそんな素敵な入りと、「満開に咲くのは努力の結晶」というある意味の応援ソング。A3!は努力して輝こうとする光に溢れたストーリーだから、自分も前向きに頑張ろうと思わせてくれるし、ステでもそうしてくれるのがありがたい。ちょっとへこんだときとか、自分の頑張りを素直に受け止められない時に聞きたいので、早くCDお願いします。

至さんのゲーム配信は古き良きニコ生でしたね。わこつ。

外岡さん……私は結局あなたを許せたのでしょうか

舞台を見るたびに青春の難しいコミュニケーションだという意見と、外岡好きになれないなという意見とで揺れていた。A3!では好きになれない一択だったので、ステで外岡の人となりを知れた気がして、捉え方は変えられたと思います。ありがとう、外岡。ゲーム化の話待ってるね。(ちょろ)

月岡紬と高遠丞

日替わりありがとうございました。レポを毎日追っていて楽しかったです。はい。特に紬は今回から定本紬となり、どんな感じなのかはとても楽しみにしていた。荒牧紬も素晴らしく卒業が悲しかった。(いまだに冬単の亡霊レベルに)ただ、私の中の月岡紬と少し違う箇所はずっとあった。サポメンなのでがっつりと重いシーンはなかったけれど、どんな紬になるのか冬が楽しみで仕方ない。私の中では、ふわふわしているけど芯のしっかりした強い人で、覚悟を持った人間だと思っているので……とりあえず、飛んで行っちゃいそうなふわふわでしたね。あと、私的に骨格が正解でいうことないです。
高遠丞はもうただの面白お兄さんだったかな?A3!でも団内修理部のピカピカお兄さんだからね。これからは光物も使っていこうね。

「原作愛は無限大」

そう歌ってくれるエーステがだいすきだぁぁ
最大の愛とリスペクトを持ってA3!を舞台化しているMANKAI STAGE A3!がこの言葉を発するのは説得力がありすぎるのよ。そして、この曲とこの言葉を出すからには、未来永劫そうするという意思と覚悟が必要だから、安心してついていける。
言ったな?エーステ。これからも宜しくお願い致します(土下座)

外岡と卯木千景

千景さんの細かい表情の動きを永遠に追っていた。至さんを想う春組とスッと前に立ってくれる千景さんは最高。家族であり、守らなければならない対象になったことがはっきりとわかる場面。千景さんが春組の声に耳を傾けるとき、顔の角度をほんの少しずつ動かしたり、外岡の発言に目を細めたり、見張ったり、とりあえずあれを目の前でやられたら、”すみません”と土下座してしまいそうなのに、向っていく外岡はすごいと思う。あと、おじいちゃん顔に出すぎだよと微笑んでしまう。A3!では下から迫る怒りのようなイメージだったから、染ちかの声が低く響くときは羽多野千景を思い出しニヤリとしてしまった。どちらも好きです。ありがとう。

茅ヶ崎至

立石至歌うますぎじゃん(明白な事実) 
ここも至さんが歌っている間の卯木千景を定点していたことを白状します。外岡の話を聞いて腹立たしそうに綴に絡む千景さんが、ここでも至さんのために怒っているのを表現してくれてありがとうございます。このシーンがゲームミュージック風でドット絵で、映像も凝っててこの熱量で作り上げてくださって感謝しかない。

その後の千景さんとのシーン。千景さんは春組と至さんを想って選択ができるようになったこと、二人の関係が心置きなくていいなとA3!でも感じていたのだが、ステでもしっかり表現されていて嬉しかった。ただ、ただだよ、指輪に触れて目を落としながら話すのはずるいだろう、染ちか。ACT2の春単……うぅ。というか、そんなにオーガストを想いながら生活をしているのか?ほかに指輪に触れるのはどんな時だ?私をマンパニ寮の壁にしてください。

前説

シトロンの冬組がいる時のふるまいと春組だけの時のふるまいは、春の特別感を強く感じさせてくれた。マンパニは家族というけれども、そこに線引きがあって、春という家族の絆の強さが目に見えて良きですね。反して春組の家族に少し怖さを感じる時もあるんですがね。今回は、見せる顔の違いがよく分かったさ。
あと、なんで手をつないでるんですか?教えていただけると幸いです。ずっと手つなぎ警察していてすみませんでした。

一幕 『Knights of Round IV』劇中劇

あの時はほんともう大変だった

ナイランはA3!で初めてガチで走ったイベントだった。これは多くの監督が該当するのではないだろうか。私もそのうちの1人である。なけなしのバイト代でガチャを引き大爆死をしていたが、その後大学の友人に自習室で引いてもらって、SSRを3枚抜きしたときは床に崩れ落ちた。初めて物欲センターの恐ろしさを経験したよ。
そんなこんなで期待をしていたナイラン。一言でいうと演出が好き。あ、もちろん演技も最高です。2.5次元の2.5次元化として説得力を出すために、世界観をしっかりと作りあげるのは重要であり、最後までキャラとして終わらせるのは原作厨ならスタオベものだ。そして、毎度思う劇中劇をステがやってくれることで、その世界に深みが増す。その深みにまたもやはまってしまったようだ。

モードレット

モードレットはもっと小物だと思っていた、正直。横田咲也は強い。ほかの悪役が見たいと思うほどに。剣を地面に突き刺すときなんか、まじかっけぇって素直に思っちゃったし。客演とかワークショップで殺陣練習をしているのだろうか。ロミジュリと思うとキレがあって、史也さんのいうラスボス感というものを感じる。マーリンがアーサー王からモードレットに鞍替えしたのは、扱いやすいという意味だと思っていたけれど、モードレットの秘める力の強さというものもあったのかもしれない。

マーリン

まず、マーリンが「アーサー王を尋ねるといい」といい、手のひらをフッっとするシーン。ここでマーリンの伏線を出すのねと。西山綴は掴みにくいマーリンの印象だったけど、前川綴は確実に狙いを定めているような気がした。アーサー王に魔法をかけてから、ランスロットとガウェインと戦い敗れるが、あれは復活するよということが目に見える。歌もよかったです。公演を重ねるごとに上手くなるのって純粋にすごいだろうし、そこまで努力をされているんだと脱帽する。

ガレス

ガレスが儚げな美少年ということが言葉としてはなかったけど、高橋真澄の歌を聞いてはっとした。あれは儚いわ、特別な子だわ。まぁ至さんから言ってほしかったんだけどね。

アーサー王

アーサー王は五十嵐シトロンと大和シトロンのギャップは確かにあった。五十嵐シトロンは王座に座っており世襲制で王となった人物のように見える。大和シトロンはたたき上げの実力で王となったように。だって、殺陣するのはずるくない?カッコイイ以外の何物でもないよ。品格もあるし、優しさも兼ね備えている。あれは、アーサー王についていこうと忠誠を誓えるさ。アーサー王伝説はまさに数々の戦闘で蛮人を打ち負かしたとか、岩から剣を抜いたとかいう力を持った人物だとされているしそちらを参考にしたのかと。

ガウェイン

ここから急であるが、元から無い語彙力がさらに低下する。ハルバード持ってくれてありがとう。かっこいい殺陣をありがとう。許さねぇーぞランスロットをありがとう。ただ一つ。ガウェインにガレスを斬らせるのは酷だと思いましたぜ、亀田さん。また、千景さんに大切なものを無くさせるのは。本人の内が表出されるのでとてつもなく好きなんですけど、その悲痛さといったら。許さねぇーぞしている時も、手袋の下に指輪があるんですよね。A3!でも匂わせるセリフを言っていたのに、ステでは自分で斬らせるという。私には、復讐に狂ってしまわないかと、ランスロットを友だと思えるのかと少し疑問が残ってしまいました。だって普通言えなくないか?自分で斬ったんだよ?ランスロットを守るために前に出たガレスにも思うことはあるが。ステでは、ランスロットを助けようとアクションを起こすガレスのシーンはなかった。例えばランスロットからガレスに手伝うよう言っていたのなら、お前が唆したという言い訳がつくのかもしれない。また、全然別の捉え方だとしたら、マーリンがガウェインにも魔術をかけて刃を向けさせたのか。そして、その記憶が欠落しており、ランスロットのせいでガレスが倒れたと認識したのか。納得のいく解釈は難しいですな。
しかし、何はともあれ生ガウェインに感謝を。歌も頑張ってくださりありがとうございました。

ランスロット

茅ヶ崎至が大好きなランスロットを演じる。とても丁寧にされていたという印象。だからか、A3!とのギャップは私の中では少なくて、安心して見ることが出来た。前からゲーム原作のと話題を出してくれていたから、忠実に、でも舞台でできることをと考えてくれたのであろう。むしろ、そのあとの外岡とのシーンは毎度手汗をかいていた気がする。人間関係って難しいよなというリアルさをここで突きつけられるというか。いろんな思い出も含めて、ランスロットだったのだろうな。(ちょっともう何を言っているかわからない)

ステオリジナルストーリー

ホーリー・カリスを探しにでる旅。2段のセットをくねくねと動く様と曲はわくわくが止まらない。(ワキワキって言えよ)中央階段を上る、扉をくぐる、螺旋階段を下りる、一瞬セット裏を通る。そんな単純な動きではあるが、映像も相まってとても楽しいんだ。ナイランファンなら、あぁ、この道通って行った…と思わせるレベルでつくりこまれているのだろう。
そして、ストーリーというわけではないが、ランスロットとガウェインの技演出。映像もそうだが、布がよかった。多分いろんなところで言っているが、すべてを映像にもできるんだよ。最近はプロジェクションマッピングも増え、鮮やかで細かい映像が使われる。何ならもっとすごい演出もあるのかもしれない。なのに、古典的というか小道具として使える布を用いて演出するのには、演劇を見ている意味というものが出てくると思う。蜘蛛もしかり。モンスターを映像で出すこともできるじゃん。なのに3体も小道具を作る、あの一瞬のために。
それが”舞台ナイラン”の良さにもつながるのかなと。

締めということで?

一幕の感想やっと終わったな。結構かかってしまったようだ。
考察ができるわけでも、妄想ができわけでもないからただの感想ではあるが。もっとストーリー読んでバクステ読んで深めていかなくては。
もしかしたら次の春が巡ってくるかもしれない。その春を待つために、しっかり春への区切りをつけなくてはということで、とりあえず一幕を。
二幕に続け(希望)




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