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アンゲロプロス ギャラリー

アンゲロプロスでは「エレニの旅」が一番画像が良いと思う。全てのシーンが絵になっている。どういう筋なのかは知らない。早送りでしか見ていない。見る気がしない。スローすぎるのである。アンゲロプロスは映画作家ではなくどちらかと言えば画家、写真家である。漱石が小説家ではなく詩人であるように。つまり映画作家として「古い」。原始的すぎる。せめて動きに緩急あればよいのだが、緩のみである。それは動いているとは言わない。滑っているだけである。いくら踊りシーンがあっても運動がない。小津レベルの人形劇である。ポプテピピックのほうがよほど血が通っている。音楽感覚は悪い。

「霧の中の風景」と「ユリシーズの瞳」は筋も十分楽しめた。でも絵は「エレニの旅」のほうが良い。映画作家としては過大評価ではないでしょうか、写真並べると素晴らしいが。

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「エレニの帰還」も少し。

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