見出し画像

移植2回目以降の新たな壁

新年度になりましたね。

年度末でバタバタと日が過ぎてしまい、気がつけば4月。

凍結胚移植2回目が失敗に終わった3月中旬。何がいけないんだろう?この先、どうしたらいいのだろう?と途方に暮れていたところ、先生からこんなアドバイス。

先生「もう一度子宮造影検査を受けてみませんか?」

私「2019年に〇〇病院で検査を受けた時には何もありませんでした。ただ、少しだけ卵管を通り過ぎるのが遅かったね。と言われまました。」

先生「卵管が腫れていたりすると着床不全の原因になってくることもあるので、再検査してみませんか?」
私「そうですね・・・。お願いします!」

ということで子宮卵管造影検査をすることになりました。
こうして原因検索に向けて真剣に悩んでくれるY先生には本当に感謝しています。

先日に放送が終了した「ミステリと言う勿れ」で整くんが言っていたセリフが頭をよぎった。

勝ち負けがあるんだとしたら医療であって、患者が負けるんじゃない」

どういった文脈でこの言葉を言ったかといいますと

病室のシーン。「刑事としても負け、長い闘病のすえ病気にも負けた」という牛田(元刑事で入院中)に、整(大学生、入院中)は「闘病」という言葉に常々疑問を抱いていたと話し出す。例えば有名人が亡くなったときに報道で「病には勝てず」「闘病のすえ力尽きて」といった言葉が用いられるが、「どうして亡くなった人を鞭打つような言葉を言うんだろう。僕なら言われたくない」「勝ち負けがあるんだとしたら医療であって、患者が負けるんじゃない」

不妊治療をしていると、どうしても治療がうまくいかないと、私は自分や夫を責めてしまっていた。どちらかがどのくらい原因があるのか・・・。それまでせっかく仲が良かった夫婦もこれを機にギクシャクしてしまったということもあるのでは。
勿論、年齢には勝てない。でも年齢以外の要素を取り除いた他の要因について、本当に無いのか?どうにかできないのか?それに関しては患者の立場からはどうにもできないことがあり、医療側に頼らざるを得ない。
私自身、できることはやる。あとは医療の力を信じるしかない。だからこうして一緒に戦ってくれる先生だと心強い。


話は戻ります。
その後の卵管造影検査検査結果ですが、写真(イメージです)のように卵管が癒着し通りが悪くなっていると!!
つまり卵管水腫(現時点では疑い)
なんてこった。この画像を見せていただいたときはかなりショックで・・・。2019年のときはこんなことになっていなかった。この3年で私のカラダに何があったの!?!?

造影検査後の診察では
先生「ひとまず治験は中止。近隣の病院に紹介させていただくのでそこでまず治療をしてください」とのこと。
そりゃそうですよね。

卵管留水腫が存在する方の体外受精の妊娠成績が不良の理由

  • 貯留した卵管内容液が胚に対する毒性を持っているという説(胚毒性)

  • 子宮内膜の着床能を低下させるという説(内膜毒性)

  • 内容液が胚を子宮外へ押し流してしまうという説

無治療の卵管留水腫があった場合は、卵管留水腫のない場合に比べて、胚移植あたりの妊娠率は1/2程度まで低下すると報告されています(両側の場合は1/3以下)。

なんだかこの結果に対してホッとしている自分もいる。
流産もして移植も2回失敗している原因・・・・
これはあり得る。
勿論、これだけが原因ではないだろうけれど、一つ自分の中で治療ができるものが見つかったのは大きいことだ。

不妊治療を長くしている方へ
・繰り返し検査はやるべきです!!!!!!!!
私のように1度検査をしたからって、それで安心していてはこのようなことが起こるかもしれません。定期的に再検査を受けることをお勧めします。

来週に別の病院(私が通っているクリニックでは卵管水腫に対しての治療ができないため)に移って治療を頑張ります。

長々とお付き合いありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?